見出し画像

どれが本当?どれも本当?

この世界にはとても沢山の意見やうんちくがあってどれが本当なのかわからないですね。

珈琲の世界にも正解のわからない話やうんちくが沢山あります。私の珈琲に対する基本は煎りたて、挽きたて、淹れたてが最高だと思っていますのでそれ以外はどうなんだろう。
でも自分で確かめて、味わってみないと答えは出ないですよね。
それでは、疑問に思っているうんちくのいくつかを紹介しましょう。

専門家の焙煎は美味しい
高級な焙煎機で専門家が焙煎すると美味しいと言われています。均一な焙煎と充分な熱量と排気のバランスで焙煎され豆に合った確定をされた珈琲豆は魅力的です。
しかし、焙煎した時の香りを専門家に持っていかれるのは悔しいです。焙煎した時のかぐわしい香り、その香りが欲しくて自分で焙煎しているので、多少(?)美味しくなくても自分で焙煎して香りも独り占めにしたいです。

手網焙煎は直火で美味しい
手網焙煎も試してみたんですが、火力の調節が難しくてうまく出来なかったんですよ。まだ、手網よりフライパンの方がいい感じに焙煎出来るんですよね。200℃前後まで温度を上げる必要があるのですが、火が直接豆に当たるせいか(直火だものね)、もしくは、カセットコンロだからうまくいかないのかな。直火の遠赤外線作用は大好物の鰻を焼く時には効果があって、皮がパリパリ、中がふっくらで美味しくなるんですけどね。

モカは酸味が強い
ずいぶん昔から「モカ」と言う豆を知っていて、酸味の強い珈琲を飲みたかったら「モカ」を選べばいいと誰かが言っていた。私が使っている珈琲豆はほとんどアラビカ種で産地ではあまり違いが出ないと思っています。それよりも、精製方法で風味が変わってくるようです。
自分で焙煎をしてみて気がついた事は、浅煎りにすればみんな酸味が強くなるんですよ。それでもモカはスッパイのかなあ。

煎りたての豆は3日待て
煎りたては香りも味もとってもいいのですけど、どうして3日も待たなくてはいけないのかなあ。理由を探してみると、ガスが豆の中に充満して、お湯が中に入り込まないため、香りや味成分を引き出しにくいから。と、言われているみたいです。いやいや、待ってくださいよ。煎りたての香りは一週間で半減するといわれてますから、香りの1/4が無くなってから飲むのはもったいなくないですか?

点滴ドリップ
ネットで調べたんですが、蒸らさずポトポトとゆっくりお湯を注いでいく方法らしいです。イメージではゆっくり淹れれば、いっそうエキスが出てくるような気がします。でも、浸透圧がとか、お湯の温度とか解決しなければならない点が沢山ありすぎです。せっかく淹れた珈琲が冷めてしまうのはもったいないよね。

熟成コーヒー
日本酒とかウイスキーなどは熟成する事で味がまろやかになるとか言われていますが、この理論が珈琲にも当てはまるのか、それでも試してみたい気もします。ただ何回も言いますが、私の珈琲は煎りたて、挽きたて、淹れたてが最高と思っていますので、「何年ものの熟成コーヒー」に香りがなかったら残念ながら私の珈琲とは違っていると思います。

珈琲の味わいは産地で違う
先ほどの「モカ」のうんちくにも関連していますが、マンデリンの独特な味わい、ブラジルは、エチオピアはなどと産地で味が違うと言われているけど、そのほとんどがアラビカ種であって産地で違いはほとんどないと言う人もいるんですよね。もしかして、これって精製方法の違いが大きいのかもしれませんよね。
精製方法は、大きく分けて、ウォッシュド、ナチュラル、パルプドナチュラル、スマトラとあって、同じ豆でも精製方法が違うと風味が変わるらしいですよ。でも、ついつい産地に目がいってしまうのはしょうがないですよね。

フィルターは洗ってから使う
フィルターには不純物や汚れが付いているので一度お湯をかけて洗ってから使う方がいい。と言われているけどこれは本当なんですか?やってみたけどどうもあまりおいしく感じられません。ドリッパーについているデコボコをリブと言いますが、フィルターとドリッパーが接触しないようにすき間を空ける役割をしているらしいです。フィルターを水で洗ってしまうとすき間が無くなりお湯の流れが悪くなることもあるそうです。
ちなみにフィルターには茶色の無漂白「みさらし」と白い「漂白」のフィルターがありますが、みさらしはパルプ臭があるらしいので使わないほうがいいとおっしゃる方もいるみたいです。

保管は冷蔵庫(冷凍庫)
保管っていつまで取っておくことを指しているのでしょうか。平日は焙煎している時間が作れないので週末に一週間分まとめて焙煎しているので、保管ということは考えていないのですよ。冷蔵庫は珈琲豆の内部の多孔質部分に冷蔵庫内の匂いが入り込んでしまって臭くなってしまいそうです。出し入れするときに温度差が生じて結露しそうだし、冷凍庫のほうがまだましなのかな。どちらにしても、保管しない私としては関係ないのですけど。

オーガニックは美味しい
神話のようにオーガニックとか無農薬とか言いますが、オーガニックと味は別物ですから。昔から農家の人達が苦労を重ねておいしい農作物を作ってきたのですから、通常の農法で作られた物の方がおいしいと思います。オーガニックの農法はまだ発展途上なので、オーガニック=おいしいの法則が確立するのはもう少し後になるでしょうね。珈琲に関して言えば、危機を迎えているらしく、SDGs的な考えでもうちょっと地球にやさしい作り方を進めていく必要があるみたいです。

まだまだ、不思議なうんちくはありますが、今回はこの辺でおしまいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?