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『気にしない練習』

不安・怒り・煩悩を「放念」するヒント
名取芳彦 著

最近の年寄りはどうもよろしくない。年寄りがからんだ犯罪のニュースが多い気がする。年寄りが妙に怒っているまるで煩悩の塊のように。
年齢を重ねて円熟の境地になるはずではなかったのだろうか。

自分も年寄りになった身で何を言っているんだって事なんだけど。
まだ子供だった頃、大人や老人達はうるさいけどまともな存在だった気がする。
年齢を重ねれば大人になれると勝手に思っていたんだけど、実はそうではなかったようです。

本書は、誤って心に焼きつけてしまった被写体を別の角度から撮った被写体に交換し、これから出合うさまざまな状況で、どんなことに焦点を当てたらいいのかを示したつもりです。
はじめに より引用
お世話や親切は布施。見返りを求めない行為なのですから〝やりっぱなし〟〝しっぱなし〟でいいのです。それで満足すべき、尊い行ないなのです。

そうなんですよ、何でも報酬を求めるのはあまり良くないよね。資本主義の良くないところだよね。

最近フリマをやってますけど中には、態度の悪く感じる人や強引な人、いい加減な人がいます。それらにいちいち腹を立ててもしょうがないですからね。それ以前にその人は私が想像したような人なんでしょうか。とても誠実な方なのに書き方が間違えただけかもしれない。と考えると楽ですね。

何の変哲もない仏教の教えと言うより道徳の授業のような、「改めて」考えさせてくれる本でした。
ジジイになるとこの「改めて」ができないようです。今まで生きてきた経験と知識と地位が邪魔してしまうみたいですから。

「改めて」考えてみましょう。

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