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死にたいと願うクソ共よ

 17歳。高校2年生です。

 死にたいと喚きながらも深夜11時の夜道、10歩に1回後ろを振り返りながら足早に家路を辿るお前。ウキウキしながらツイッターで他人を攻撃したのに、思った通りの反撃が来ず撃沈する中学2年生のお前。そしてそれを定期的に思い出して頭を抱える数年後のお前。最近知った有名若手バンドのライブに初めて行ったくせに「昔の方が良かった」とか言っちゃうお前。毎晩リスカ画像をセンシティブ設定もせずあげてしまうお前。死にたいとか1度も口にしなかったくせに渋谷のビルから飛び降りたお前。

 みんなまとめて愛しているので、10の観点からわたしの自己紹介を、というかお話をします。17歳だからほんとは17個が良かったんだけど、シンプルなげーので、、。

1.バンド
バンドが好きです。ライブハウスが好き。前列にいて気持ちの良い思いをしたことは1度もないけど、メンバーが頭を振るたびに弾け飛ぶ汗とか、ギターの弦とか、中指の腹の皮剥けとか、涙を介して目が合う時間とか、バンドが生きているという事実に直に向き合えるのは小さいライブハウスの前列だけだから、わたしは懲りずに前列へと紛れ込みます。大体1人で行くから待ち時間は暇だけど、周りにいる大学生がセフレがどうだとか酒が美味いだとか話してるのを聞いて楽しんでいます。最近は3/3にあった時速36kmとさよならポエジーの対バンに行ってきた。泣きじゃくりすぎて笑われた。音楽は力だ。希望だ。おまもりだ。愛している。

2.ツイッター
冒頭でツイッターにハマる中学2年生を少しだけバカにしたけれど、わたしはツイッターを愛している。あんなに面白いアプリ他にない。かわいい女の子が、今から彼氏とセックスしてくるってわざわざ書き込みに来る場所、他にある?歌舞伎町のホストと客の喧嘩とか、電車内害悪ユーザーとか、コラ画像とか、誰も幸せじゃない笑いって悪いけど超おもしろい。ワラ。

3.壁
ステッカーとかライブのチケットとか友達から貰った手紙とか、たくさん自分の部屋の壁一面に貼ってる。好きなバンドのステッカーは必ず買って、壁に貼る。マジモンのお気に入りはスマホの裏に入れてニタニタする。

超一部だけど見せたげる


4.いちごとじゃがいも
そのまんま。ツートップで好きです。

5.変なフォント変換
わたしは𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬...とか𝑪𝑯𝑼...とか変な言葉を変なフォントに変換してユーザー辞書に登録していつでも使えるようにして、友達によく送りつけています。

おもしれー女さんすぎる𝑪𝑯𝑼...

6.爆音
ライブハウスのスピーカーって音質悪いしデカすぎるしで耳に悪いことしかしてないから、ライブ帰りは耳の閉塞感と耳鳴りにやられてイヤホンつけても遠くの方からしか聞こえないんだけど、それが余韻を助長してくれてとても良いのですよ、、。普通に音デカい方が盛り上がるし楽しいしアツい!それに慣れてしまってイヤホンで音楽聴く時もバカデカ音量で聴いてしまい、これが最近の若者のイヤホン難聴問題に繋がってくるわけです。

7.ギター
今は習ってないのだけれど小さい時からピアノをやっていて、音楽とは聴く側と自分で作り出す側、両面から親しんできた。やっぱりバンドマンが弾くギターってめちゃくちゃカッコよくて、そういう憧れ要素からお父さんからエレキを譲り受けて練習してる。まだまだ下手っぴだけど超楽しいです。今日は銀杏BOYZの「恋は永遠」弾いてみたんだけど、上手すぎて峯田和伸が一瞬舞い降りて、すぐ消えた。

8.ライブハウスにいる大学生さん
ライブハウスにいる大学生さんたちは8割方誰かと来ているからそりゃ会話していて、そんでもってわたしにも聞こえてくるわけで。10分後には大好きな魂の激アツバンドが目の前に現れるっていうのに、彼女とマンネリで1女とワンナイしたとか、バイトがだるくて金がないだとか、そのくせ最近飲みすぎて金がない(笑)だとか、、大学生くんさ〜、、(ポインティ前見てた。オタクくんさ〜、、)。1年後にはわたしも大学生になっているんだろうけど、こんな風にはなりたくねーな、とつくづく思いますよ。

9.わたしの文章
顔面でもファッションでも音楽でもなんでもいいのだけれど、無限のカテゴライズの中でやはり人の好みは様々で、万人受けという言葉があるように大衆ウケか否かでその物体の立ち位置というか、置かれる場所は変わってくるわけですよ。わたしの文章は、恐らく大衆ウケではない。noteからのオススメ通知とかタイムラインきっかけで誰かがわたしのnoteを開いてみても、最初の十数秒で閉じられることがほぼだと思う。たまに物好きが賞賛してくれて、そこから素敵な出会いがあったりして、わたしはこの立ち位置が好きです。爆音ロックバンドを愛して拳を振り上げる人と、うるさいと煙たがる人がいるように、趣味思考は多種多様で、時に両極端が同時に蔓延ることだってある。わたしはうるさい文芸を世に放っているけれど、わたしの文章はとても刺激的で気味が悪くて、単純におもしろいと思う。

10.死にたいと願うクソ共
死にたい死にたいと嘆いて、課題をしたりお風呂に入ったりご飯を食べたり、これからも生き続けるという無意識下の前提で動いている皆さん。近年「死にたい」という言葉がとても発しやすくなったから受信する側もそんなに気にしないし、どうせ当人は翌日朝ごはんを食べて学校に来る。思春期によくあるセンチメンタルだとあしらわれて、発信側もちょっとした闇の部分を露出してみたいだけで、そんな深刻に死にたいなんて思ってない。やってること露出狂と変わんねーからな。わたしは、本当に死んじゃった地下ドルも、ガチモンの鬱患者も、口だけのクソ共もみんなまとめて愛しています。

 わたしも毎日死んじゃいたいって思うけど、毎日爆音を耳に詰め込んで、たまにじゃがいもを食べて、ライブに行って、ライブハウスの大学生をバカにする元気はまだあるから、ベリーキュートなわたしがおもしろい文芸を生み出している間は、とりあえずはツイッターにリスカ画像をアップしたり死にたいと呟くだけで止めておいてもいいんじゃないかな、と思うよ。

じゃ、またねー(^^)v

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