国家百年の計 for Biz
三国志(正確には三国志演義)が大好きです🥺
無双でフューチャーされる遥か前から好きなんです。
もちろん横山光輝の三国志全60巻をコンプリートして読みましたし、本や映画、スピンオフと、三国志関連は粗方漁りました。
広大な中国大陸で君主、猛将、策士ら英傑が織り成す壮大な歴史スペクタクルがたまらないです。
私は断然軍師推しです。
作戦(計略)のことを「~の計」と呼ぶのですが、作中には実に多くの計が出てきます。
「駆虎呑狼の計」
「二虎共食の計」
「十面埋伏の計」
「掎角の計」
「連環の計」
「苦肉の計(策)」
天下の上策からしょうもない愚策まで、枚挙に暇がありません。
そもそも三国志の思想が「天下三分の計」からきているので、三国志に「計」のエッセンスは欠かせないものです。
三国志演義は史実と異なる部分はあれど、現代を生きる私たちに多くの示唆を与えてくれます。それも追々noteで話していきたいなと思っています。
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ところで、「国家百年の計」はご存知ですか?なんてカッコいい響き🥺!どんな大計略?とまず思ってしまいました。
別名「国家終身の計」と申しまして、国家が永遠に追求すべきテーマといったところです。
原典は中国春秋戦国時代の管仲の言からでして、人材を育てることの大切さを説いた、大変ありがたい教えです。
「一樹百穫」と言い換えることもできまして、つまり1本の木をしっかり育てれば100の実りがあります、と言うことです。
今日はたいてい接頭語として「教育は~」が付きますが、元々教育についての教えでして、「防衛は~」とか「経済成長は~」という表現はスピンオフです。
この「計」は文科省のHPにもしっかり書いてあります。
国家百年の計である教育の在り方は,国民一人一人の生き方や幸せに直結するとともに,国や社会の発展の基礎を作る大変重要な問題であり……
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親子、師弟、上司部下、先輩後輩、トレーナーとトレーニー、教員と学生、どのような関係性にあっても人を育てることは大切かつ永遠のテーマであります。
私たち教員の業界では「嘘10万馬力」という言葉もあります。教えてくれた先生が鉄腕アトム世代だったのかもしれません。
教員が根も葉もない嘘を100人の学生に教えると、嘘は100倍。その学生が後輩に教えて拡散し、そしてそして…。
実はその教員も教えられたことが嘘だったりして。
ですから、日頃から批判的思考と知識のアップデートが必要なことは言うまでもありません。
私が信じている常識や固定観念と、真実は異なるのかもしれません。
教えることに躊躇しても仕方ありませんが、事実に近い確からしさを持ったものを学生さんに渡していこうと思います。
ときに学生から勘違いや誤りを指摘されますが、そこはありがたく受け入れる覚悟を持っています。
「それじゃダメじゃん」と、春風亭昇太のように言われると思いますが、
不完全な私ですが、でも頑張っていますよという体で、寛容な学生さんに受け入れてもらっている今日この頃。
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