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お笑いファンのマナー

お笑いが、好きです

劇場にお笑いを観に行くことが好きで、好きな芸人さんを、こんなにも近くで、観たことないネタやコーナー、企画ライブもあってテレビとはまた違った楽しさがあることを感じてから生のお笑いが大好きになった。
元々京都や大阪のカフェや古着屋が好きでシーズンごとに何泊かしてたんだけれど、それにお笑いを観に行くということも加えられて、今では出費の面を考慮して「2ヶ月に1回まで遠征していい」という自己ルールも作って観に行く、それくらい好き。

でも、最近、ふと思うことがある。

「なんでこの人たち劇場にわざわざ観にきてるんだろう」と思う人がたまにいること。

自分的に開演してからやられると結構イライラすることがある。
遠くでもそうだけれど、近くの席だったら尚更。
しかも直近で、大阪に観に行った時にやられてしまった。

とある芸人さんの単独のために泊まりで行った時にたまたま観たい企画ライブが翌日にあって行った。難波の某劇場、人生初めてで、早めにチケット取ったおかげで前の方を取れたし、何より好きな芸人さん、観たい芸人さんが演者にたくさんいて、夜行バスに乗る直前最後の公演だったし楽しみでワクワクが止まらなかった。

席に座っていたら自分の前に大学生くらいの(年齢であってほしい)女の子2人が座った。おそらくお友だち同士。なんであってほしいかは後々の行動でわかると思う。
開演前までずっと話してて、それは開演前だからなんの問題もないからいいんだけれど。
いざ開演。10組くらいの芸人さんが合間コーナーやトークもなく連続でネタを披露していくスタイル。ネタ順はくじで決めているらしく、漫才とコントをやる組がバラバラに出てくるから次がコントの芸人さんだと準備時間の暗転が長くなるわけで。
で、最初数組披露しおわったくらいかな?暗転中に小声でしゃべり出して。

うーわって思った。嫌な予感がした。暗転中のおしゃべり、自分は気が散るしイライラしちゃうから断固反対派なんだけれど、まあ暗転中だからいいだろという意見も踏まえて10000歩譲っていいとします。

その後だよ、その後。

なんとその人たち、今度は芸人さんのネタ披露中にこそこそ話始めてさ。
「はぁ?いい加減にしろよ」とイライラが加速した。それにせっかく面白いネタを披露してくれていたのにそっちに全集中したくてもし切れなくて。
さらに、会話が面白かったのか2人で笑い始めて挙げ句の果てには手を叩いて笑い始めた。ネタ披露中に。

心の中で何かが切れて、思わず前の席を蹴り上げようとしたくらい、度を越していた。ありえなかった。

ありえない、ありえなすぎる。ネタ観に来たんじゃないのか?それともこの公演に、チケット取って劇場にわざわざ観に来たという自己満足の快感を得るために来たのか。
ちなみに過去のnote見ていただければわかるんだけれど、その子たちと自分が1番好きな芸人さんが同じだった。開演前にチケットとアクスタやコレクションカードと一緒に写真撮っていたのが後ろの席から見えたので。同じ芸人さんが好きだということも普通にショックだった。

ちなみに隣の席も女の子2人で来てたんだけれど、その子たちは開演してから暗転中も会話せずにたくさん笑って観てた。多分その子たちもイライラしたんだろうな。

終演後、やっぱり暗転中にでも席蹴り上げればよかったなって思ってしまった。そんなこと考えてる時点で自分も同類かもしれないけれど。夜行バスの時間が結構ギリギリで、捕まえて怒ることはできなかった。

顔ファンどうのこうのって世間では少し前に話題になったし、自分なりの意見もnoteに書こうとしたけれどやめた。ただ、顔ファンどうのって言われてる理由は行動にも出てるんだよ。だって、本当のお笑いファンは、少なくとも、顔ファンよりは、マナーがいいので。お笑いファンが人のネタ中しゃべるわけないもんね。

それから1ヶ月弱経って、住んでいる東京の劇場で昨日お笑いを観てきた。平日夕方だし客入りは満席、とは言わなかったけれどそんなお客さんは1人もいなくて、治安がよくて居心地がよかった。

お笑いファンってなんだろうね。

自分の自己満足と引き換えになるものに、他人の犠牲になるものがあることを、もし、このnoteを読んで気付かされた人がいてほしいです。


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