日記#37
4月に入り、先輩になった。
永遠の後輩でいたかったけど、そうはならなかった。
後輩は、ゆるっとしつつも
しっかりしていそう。
以前の会社の同期と似ている気がする。
決して、強かな感じはない。
心配だった仕事を4つほど終えて、先輩がいなくても、社会が回っていくことを改めて体感した。
昨日も一昨日も、化粧を落とさずに寝落ちし、朝の3時に風呂に入る生活で(きちんと夕ご飯は食べる)、怠惰というか、情けなさもある。
怒られながら、のこりの数年を過ごす。
そして何になるのか、自分でもよくわからない。
数日前、バタバタと新年度の準備をしていた頃、卒業生が職場に現れた。
『3日で仕事を辞めてきました。』
あらまあ。
でも動揺はない。
私は個人的にも、嫌なものやざわざわしたものには縁を切るべきと考えているから。
それから先、後悔があるのか否かは彼女自身が気付くことなので、つべこべ言わない。
真面目で頑固な子ほど、社会の理不尽は認められないのは、わたしもそうだったらからよーーーく、わかる。
がんばれ。
そして、◯◯さんは、次決めてますか?
と、聞かれ、うーん。
何も考えずに来たからなあ。と、答えた。
人の将来について聞くって、当の本人にはかなりストレスだから
私はしないようにしている。
けど、彼女は自分が心配だから、きっと他人にヒアリングしてみたくなったんだろう。
これは答えてあげるほかない。
そんなサプライズもありながら、また一つ、忙しい波が押し寄せている。
ここで、一服。
桜でも見て癒されたくなった。
自転車を実家から運んできたので
ツーリングがてら桜を見に行く会を(ひとりで)開いた。
案外楽しい。そりゃそうか。
目的は、職場まで行くはずだったけれど
マップを見ずに進むと、行きすぎたようで諦めた。
自転車で進むがまま。
見たことある町の名前に引き寄せられながら
京都の鴨川で桜道を通りながら自転車を走らせた。
そういえば旅行で行った箱根のポーラ美術館までのバスに「木漏れ日の道」とかいう洒落た駅名あったなあ、とおもいだした。
道中、車椅子を押す男性に道を譲っていただいき、
先にどうぞ。と振り返ってくださった顔に見覚えがある。
あれは前職の上司だ。
1年で辞めてしまったので、向こうも覚えてないだろう。
とりあえず、知らないふりをした。
私はこういうところがよくない。
挨拶しておけば、今後いい方向に行くかもしれないのに。
はてさて、桜の道を通りながら
お尻がそろそろ痛くなったので休憩。
これを打っている。
時間は10時過ぎ。
まだまだ今日1日が残っていることに嬉しさがある。
桜を見に、たくさんの人がいる。
そういうのを観察するのが、とても楽しい。
テントを張って、シートを引いて
キャッチボールする大学生をみて
眩しいなあと思う。
1人で凧揚げしているおじさんに、私は共感する。
部屋にいると、いろいろ考え込んでしまった。陽の光と人の活動を見ていると心が軽くなった。
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