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ディズニープラスのソウルフル・ワールド良すぎた(※ネタバレ)

ディズニープラスでソウルフル・ワールド観ました。
すごく心に響く映画だったので、ディズニープラスでしか観れないのは残念。元々は映画館で上映予定だったみたいなんですけど、このご時世で変更になったみたいです。もし映画館で観たら、泣くのを我慢した思い出に絶対なってたと思います。
吹き替えで観たんですけど、主人公も22番も声よかったです。特に22番が迷子のソウルになったときの台詞ラッシュかなりグッときました。22番は英語版とは声質が違うのでキャラの方向性が変わった気もしますけど、これはこれで良かった。

夢の成功や自己実現だけにこだわりすぎて、毎日のちょっとした幸せを感じる機能が弱ってない?大丈夫? というメッセージの映画でした。

この映画は「夢が叶わない今の人生は仮のものだと思い込んだ中年」と「夢や目標がないと生きる価値がないと思い込んでしまった中年」の物語なんですけど(ひどい)、お話の着地がすごく良かったです。

主人公が最後、ジャズピアニストになるか中学の音楽教師になるか、どちらを選んだのかを見せずに終わったの素晴らしいと思いました。
あと22番がどうなったのかを一切見せないところも。

てっきり主人公がどうなったのか結末を見せて「僕は幸せです!」みたいな流れでこの映画は終わると思っていたんですけど、最後にただ息を深く吸い込んで終わるのすごく素敵な終わり方だと思いました。こういう終わり方あんまり見ない気がします。

どっちでもいいんですよね別に。どっちの道を選んでも。

「生き返れる」って展開になったときは正直微妙だと思ったんですけど、このオチなら生き返りENDでよかったなって思います。あのまま死んじゃったら、主人公はせっかく「生きていくことの素晴らしさ」に気づけたのにそれを実践しないままになっちゃうので、生き続けることをチャレンジしないままで終わるのは観客へのメッセージとして良くない気がするんですよね。

いや~~本当よかったです。疲れた心に沁みわたる。
冬にあったかい飲み物を飲んだときみたいな気持ちになる映画でした。

(@゜▽゜)_且~~

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