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ランダーズ v ケーンズのNZダービー。スーパーラグビーR7土曜日分プレビュー2試合

※トップの写真は、2021年SRトランスタスマン決勝、姫野和樹選手も。Eden Parkにて筆者撮影。

今週は、チーフス、フォース、ワラターズ、フィジアン・ドゥルアのチームがBYE Weekなので4試合のみ。R7残り2試合のプレビュー投稿。

SATURDAY 8 APRIL 2023

19:05(NZT) Highlanders v Hurricanes Forsyth Barr Stadium

ハイランダーズのメンバー

(Highlanders Facebookより引用)

先週、モアナパシフィカに前半は、苦戦したものの後半爆発してスコアー上は圧勝。3連敗のあと3連勝のハイランダーズ。
怪我人が多く出ていたが、先週から少しづつ復帰してきているのは明るい材料となる。

オールブラックスの6番のレギュラーを狙う、シャノン・フリゼルが先週ベンチスタートで復帰から今週は6番で先発。
先週ベンチのM・ミカエレ‐トゥウは、2週連続でベンチスタートで後半からのインパクトに期待される。相手にとっては不気味な存在だろう。

その他では、ユーティリティーBKのスコット・グレゴリーがベンチ入りしている。

注目は、J・ディクソン、パリパリ・パーキンソンのLOコンビか。ディクソンはオールブラックスのけが人のバックアップに呼ばれるなど、実力をかわれている。
課題は、タックルのテクニック。昨年は、危険度の高いと判定される、ショルダータックルを何度も取られ、レッドを含むカードを何度ももらっていた。
この課題が改善されれば、オールブラックス入りも見えてくるか。

ミッチ・ハントと先週パフォーマンスが良かったファカタヴァのハーフ団も注目したい。ファカタヴァがハリケーンズ相手にも良いパフォーマンスが出来るか?骨のある相手に良いパフォーマンスが出来ればオールブラックス生き残りもあり得るか。

ハリケーンズのメンバー

Hurricanes Facebookより引用

先週は、残り10分ほどで3トライを奪われてボーナスポイントを逃したハリケーンズ。今週は、NZダービーで先週のように途中で気が抜ける相手ではない。

先週2番で先発のD・コールズは、この試合も先発で元気な姿を見せてくれるか? 
注目は、やはりFW3列陣か。良いメンバーが揃っており激しいポジション争い。先週No8で2トライしたB・イオセが6番で先発で、7番キリフィ、8番A・サヴェアとの強力3列となる。

ハーフ団は、今売り出し中のロイガードを先発に戻して9番、先週ケガで退場したキャメロンに代わって、10番にはモーガンを入れてきた。

ハーフ団以外のBKのメンバーも凄い。先週、休養したCTBプロクターが13番で先発でジョーディー・バレットとのコンビは再強だ。

WTBラヤシもサイズ、スピード、オフロードのスキルはぴか一で、安定感が出てこればオールブラックス入りしてもおかしくない素材だ。
今年は、その安定感が出てきつつあるので、近い将来の代表入りもあるかもしれない。

注目マッチアップと勝敗予想

1番 E・デグルート v 3番 T・ロマックス

6番  S・フリゼル v B・イオセ

7番 B・ハーモン v D・キリフィ

9番 F・ファカタヴァ v C・ロイガード

12番 T・ウマガ‐ジェンセン v J・バレット

15番 S・ギルバート v J・モービー

おまけ
23番 M・ミカエレ‐トゥウ v 20番 P・ラカイ

2021年トランスタズマン決勝、デグルート、パリパリさん、ハーモンと、今回のメンバーが多くが当時の試合に出場している。筆者撮影

注目対決が多くて見ごたえのある試合となりそう。
特に注目は太字のPR対決と12番対決になる。
ベンチに控える、3列の対決も面白そう!

A・サヴェア v ミカエレ‐トゥウの対決もかな?

個人的にウマガ・ジェンセン v J・バレットのガチンコ対決が一番の注目。
前に出る力が強い同士の対決でお互いの攻防が見ごたえありそう。

ケーンズの控えにピーター・ウマガ‐ジェンセンが入っており、双子対決も見れるかもしれない。ピーター・ウマガ‐ジェンセンの復帰によりケーンズのCTB争いが更に過激になりHCも誰を使うのか大変な仕事になる。

試合は、総合力で上回るケーンズが10点差で勝利と予想
ハイランダーズの奮闘に期待したいが・・・


21:30(NZT) Melbourne Rebels v Blues AAMI Park

レベルズのホームでブルーズを迎えての一戦
レベルズのメンバーは、Twitterで一人一人の写真を載せて
2投稿に分けての紹介での投稿になっている。

ブルーズのメンバー(Twitterより)

先週のチーフスとのバトル戦の敗戦から立て直したいブルーズ。
B・ヒーム、RTS(ロジャー)、アキラ・イオアネは、いまだ怪我で欠場。PRのA・ホッジマンは、肩のケガでシーズンエンドと、その他でも怪我人が何人かいる状態だ。

こちらの写真も2021年SRトランスタスマン決勝にて筆者撮影

LOのP・トゥイプロトゥが先発に復帰。休養のソトゥトゥのポジションには、HCからの評価が高いと思われるセグナーがNo8に入っている。
トムロビンソンは、今週もベンチスタートになっている。
個人的に先週のセレクションも6番トム・ロビンソン(セグナーが先発)が良いと思っていた。ワークレート抜群でラインアウトも良いロビンソンをもっと使うべきだと思う。(何度も書いている気がする)

BKに目を向けると先週の負けた大きな要因の司令塔のポジション。ボーデン・バレットが今週も10番で据え置き。
これは、ペロフェタが出れる状態なら10番ペロフェタ15番バレットにしていたか気になるところ。

今週の15番はZ。サリヴァンで、テレアが先週の休養から帰ってきて14番で先発。先週の決定力不足も含めてバレットが今週は上手くBKを活かすパフォーマンスが出来るか注目したい。

上記のTwitterは、10番対決を数字で比べています。
ボールキャリーは同じくらいだが、数字で見るとランプレーでレベルズのゴードンがバレットよりも上回っている事になる。

試合を見るうえでこのスタッツの所を注目するのも面白いと思う。
バレットが先週のパフォーマンスから今週は立て直してくるかも注目。

勝敗予想は、今週はすっきりと勝ちたいブルーズが15点差で勝利と予想。

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