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マッケンジーABs復帰確定か!?チーフス熱戦制して全勝キープ!

スーパーラグビー・パシフィック R8
レビュー(試合後)は、ハリケーンズ×チーフスの試合のみの予定
(基本ニュージーランドのフランチャイズの投稿になります)

この試合のプレビュー(試合前)投稿は以下のリンク👇

激戦間違いなし!」のタイトルでしたが、点数上では差がついた試合でした。しかし、中身(特に前半)は激戦だったと思う。
試合後のレビューは、書いた記事をラグビーリパブリックに掲載していただいています。👇(以下のリンク)
※記事の最後には、オールブラックスのヘッドコーチを始めセレクターが視察に来ていたので、この試合で活躍した選手の話題に触れました。

 上記の記事が主に試合の流れになります。
記事で書いたこと以外の事をこの投稿で触れていこうと思います。

 前半のチーフスが先制トライの⑬ダニエル・ロナは、ラグビーリパブリックの上記の記事にも触れましたが、怪我人(アントン・レイナートブラウン(足首)、ナンキヴェルなど)のバックアップメンバーで契約選手ではない。
 ロナは、先日のブルーズ戦に続いてこの試合でも先発に抜擢されている。しっかりと仕事をこなして、結果を出しているのが素晴らしい。ニュージーランドラグビーは次からつぎへと良い選手が出てくる。

 チーフスに先制されたハリケーンズだったが、その後(前半)は見事な試合運び。ここぞと言うところでしっかりとトライを取っていた。

 2本目のトライは、ハリケーンズのリスタートのキックオフで⑦キリフィ(写真上)の凄いタックルから始まった。タックルバックにタックルしているくらい奇麗にジェイコブソンを倒していた。思わず声が出るほど凄かった。

 ⑨C・ロイガード、⑩A・モーガンの若いハーフ団が上手く(前半は)やっていた印象。
スキルレベルが高く、前半を見ていたらこのままハリケーンズが勝ってもおかしくない内容だった。17-8のスコアーでハリケーンズリードでハーフタイム。

後半: チーフスが見事なカムバック

ハリケーンズの後半の立ち上がりは悪くはなかった。むしろ良かった。
しかし、チーフスのディフェンスが上回りトライが取れなかった。

ここからチーフスが主導権を握っていく事になる。
47分 オールブラックス達が活躍する。②S・タウケイアホの力強い突進からチャンスをつかむ。⑦S・ケーンにオフロードでつなぐ。そこにサポートについた⑥P・G・ソワクラがディフェンスを数人引きずってトライ。
代表キャップを持っている選手らが繋いでの見事なトライだった。

59分: チーフスは、⑩マッケンジーのPGで18-17で逆転に成功。
そしてその数分後に、ハリケーンズのゴール前でチャンスを得たチーフス。スクラムからSHラティマが俊敏さと強さを活かしてトライ
アーディー・サヴェアのタックルをかわしてのトライは凄かった。
完全にチーフスが勢いに乗った。 (25-17)

65分: マッケンジーが49メートルのPGをしっかり決めて28-17と11点差とした。残り時間と流れから行って試合を決めたゴールキックだった。

ハリケーンズもチャンスがあったが・・・

70分: ゴール前でペナルティーを得た。さてどうする。ここでトライが奪えればまだ試合が分からない・・・
スクラムかラインアウトにしてトライを狙いに行くか?
しかし、選択したのはそどちらでもなく、タップして力勝負でトライを狙いに行った。それを数回試みたがトライが取れず。

その一連のプレーでチーフスのガットランドのタックルが頭にコンタクトしたとしてイエローカード。さて今度はどうする?
数的有利になったから、スクラムかなと思ったが、タッチに蹴りだしてラインアウトからトライを狙いに行った。
しかし、このラインアウトは、キープできず・・・
一気に自陣ゴール前に戻された。 
そして、その直後にマッケンジーの強気の仕掛けから僅かなギャップをすり抜けたのダメ押しトライ(77分)が生まれることになる。(33-17)

 記事内でも書いたが、ハリケーンズは、前半の最初の奪われたトライ、そして最後もチャンスでラインアウトをキープできずに、その後トライを奪われている。2トライを取り損ね、逆に2トライを奪われている。これでは勝てない。
たらればになってしまうが、、上記のラインアウトのどちらかでも良いのでキープしていたら、試合は解らなかった。勝敗が逆になっていたかも知れない。

今季ハリケーンズの好調を引っ張ていた司令塔ブレット・キャメロンが怪我でこの試合欠場している事が痛かったか。
前半のモーガンは悪くはなかったが・・・

それよりも、チーフスの後半のカムバックが素晴らしかった。
前半レフリングに少し戸惑っていた印象だが(反則を多くとられていた)
後半は、それも含めて見事に対応して全てにおいて優勢になっていた印象。
ここ一番でのラインアウトは抜群だったのが勝因か。
もちろん、マッケンジーのゲームメイクも勝因の一つだ。
これで、マッケンジーのオールブラックス復帰は確実だと思う。

 しかし、今年のチーフスは、ディフェンスでぐずれないので負ける気配がしない。攻撃もマッケンジーが良いゲームメイクをしているし。チームのバランスもとてもいい。 まだ、クルセイダーズ、ハリケーンズ、敵地でブランビーズと強豪が残っているので分からないが、崩れる気配がしない。
今季のハリケーンズを後半無得点に抑えた。凄いディフェンス力だ。

Hurricanes 17
(Devan Flanders, Cam Roigard tries; Jordie Barrett 2 con, pen)
Chiefs 33
(Daniel Rona, Pita Gus Sowakula, Cortez Ratima, Damian McKenzie tries; McKenzie 2 con, 3pen).
HT: 17-8

ハイライト動画

※すべての写真は筆者撮影

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