今のEXVSがくだらない理由
みんな聞いてくれ!
今から勝率4割台のシャフ専チンパンが、強くなることもできずゲームに文句を言って引退するぞ!!!
前置き
ここに書くのは俺のゲーム遍歴で、そんなのどうでもよければ次のセクションに飛んでくれ。
まず俺はEXVSシリーズをそこそこプレイしている。無印に出会ったのは友達に勧められた家庭版からだったが、FBは環境末期のアケから始め、もちろん家庭版も買ってリガズィとかいう意味不明な飛行機に顔面グチャグチャにされた。
シリーズのイロモノ枠であるMBもアーケードをプレイしていたが、大学受験があったのでMBONまでには引退した。
稼働時期を調べれば分かるが、今の俺は20代後半の”いい歳したアラサー”で、そんな奴がゲーセンに入り浸ってブツブツ文句を言っているのだからガンダム動物園などと呼ばれるのだ。(俺は大声で騒いだことはないけど。怖いから。)
で、大学に進学してからMBONの家庭版が出て、ヒマな大学生だけあって友達と毎日プレイした。でもめっきりアケには触らなくなって、EXVS2もクロブもプレイすることなくサービスが終了した。
え!バ2もクロブもやってないのにオバブのネガキャンを!?
ほんとにそうだよな。でも許してほしい、これでも誠意をもってプレイしてるんだ。
大学卒業後はフツーに就職したので金はあったが、友達はブラックIT企業勤めで予定が合わなくなったから、家庭版はやらなくなった。その辺りでちょうどオバブが稼働したから、俺はオバブをやるようになったんだ。
始めは、ただ欲しかった
バ2もクロブもやってないが、流石に歴代をプレイしてきた人間でもあった俺は、まあパイロット~ヴァリアント帯くらいは6~7割で突破。エース帯からボチボチ本番かと思っていた。
ちょうど、操作面がやさしい上に強いと話題だったエアリアルという機体が居たから、ガンダム基礎力でレート爆盛りくんになろうとしていたんだ。それは凄まじい誤算だった。
結果、俺が勝率5割を維持できたのは最初の数戦だけで、あとはそこから今に至るまでの2000戦、47%前後を行き来するだけの生活が始まった。
とくに最初が地獄だった。
意味不明な誘導をするミサイルとアシストが画面上に出現したと思ったら俺の体は爆散していて、頭に?を浮かべながら通信ボタンを押すのが精いっぱいだった。
MBONまでのガンダム基礎力なんてのは、いや確かに重要なんだけどレベルとしては算数みたいなもので、それから8年後のサイド7を駆け巡っていたのは流体力学とか核物理学とか、そういったレベルの武装群だった。(どっちも知らんけど)
当時、特に意味不明だったのはAGE-3とかいう威嚇するアリクイみたいなポーズで延々とポップな色のミサイルを飛ばしてくる陰湿な機体で、最初は撃たれるたびにまじめにステップしていたのが、段々まともに相手するのが馬鹿らしくなってきて、適当にステップしながら放置してたら体がピンク色のビームに包まれて爆散すること数知れなかった。
まあなにせMBONからやってないのだから、そもそもが知らない機体だらけで、たまに知ってる顔に出会った時も意味不明な武装で殴られたりするのは日常茶飯事だった。高校から不良キャラで行こうとしてた知り合いに何も知らず声を掛けたら手っ取り早くいじめの対象になっちゃったみたいな、本当にひどい気分だった。
それでも俺は頑張ってプレイを続け、当時はまだ修正前だったX2を使い始めたこともあり、当時は最上位帯だったエース帯の10%とかに食い込んでいった。勝率4割台が数を回すだけでレートが上昇していくことについて、俺としてもかなり疑問なのだが、これは仕方のないことなのか?
さておき、ひとまずゲームに満足した俺は数カ月ほど休止した後、エース帯から降格間近になった辺りでプレイを再開。OVER帯に昇格し、上位30%とかに入れればいいかなと思ってプレイを続けた。
その頃だった、ストライクノワールが上方を受けたのは。
使い込んだ機体の愛着や練度を捨てきれなかった俺は、意固地にも弱くなったX2を使っていたのだが、そんな俺を襲ったのはオバブを始めた頃と全く同じか、それ以上の暴力だった。
ヤツの格闘CSで飛んでくるアシストは、同コストかつ、ほぼ同じ回転率を持つX2の射撃CS+バタラ呼び出しなど屁にもならないような超誘導・ステップ強要・拘束能力を持った二体の悪魔だった。
ただでさえ、試合の途中からずっと緑色に光ってる意味わからんアムロのファンネルを避け続ける謎のゲームをやっているところに、稀代の悪魔召喚士まで現れたのだから現場は大荒れだった。そのデビルサモナーを殴ろうとしても、ヤツはX2の射撃程度ならば軽々と避けてしまう。攻撃は当たらないのに殴られる。そんな奴が敵味方に3体出てきたとき、常に12人くらい人がいる戦場で俺とバタラはずっといたたまれない気持ちになっていた。それからすぐ、ストライクノワールは敵味方4体になった。
思えばこの時点で気づくべきだった。この戦場は既にまともじゃないってことに。
さて、ストライクノワールはやや下方されたが健在で、そこに魔王・プロヴィデンスとかいうニュービーのガキとGOGOヤクザが台頭。X2を使っているヤツなど見渡す限り皆無になって、たまに見かけてもそいつは悪魔か魔王かヤクザにパクパク食べられるだけのオヤツだった。俺の相棒は銅☆2で墓石の下に眠った。そしてヤツが来た。
リバイバル参戦 ヘビーアームズ改
時が経ち、GGGP後夜祭にて待ちに待ったヤツらの下方かと思いきや、リバイバル参戦してきたのは赤いヘビーアームズだった。試遊映像を見るまでは結構な割合の人が思ったのではないか、『何だよコイツ』って。こんなのネクプラでしか触ったことねえよ。
でも武装が一つずつ解説されていくにつれて、俺たちは少しずつざわついていった。2000コストで、二種のメアメキャンに接地つきの誘導切り武装? なんだかヤバくないか?って。
事実、赤ヘビアはヤバかった。初週から凄まじい使用率と勝率を叩き出し、悪魔・ヤクザ・魔王に加えて見知らぬ弾薬庫が戦場を跋扈した。それ以外の機体は、やや弱くなったがまだ光っている胚乳、プロヴィと同時期に強化されたノルン・串あたりで、他のパワーが低い機体は軒並みが蹂躙された。こいつらの共通項は、異常な弾速・誘導・伸び・銃口補正・面制圧のいずれかあるいは複数を持った武装を数秒に一度吐き出して、対戦相手がまともな方向とタイミングでステップを踏めるのかどうか、反射神経ゲームを強いているということだ。
これは昔懐かしの着地を取るゲームなどとは根本から異なっている。反射神経を有していないと、サイド7の土を両足で踏むことすらままならないのだ。数秒に1回、相手の挙動を確認してステップを踏んで、こっちもそういう武装を撃って、そしたら相手はステップを踏む。間違った方が手痛いダメージを食らう。
は?なんなんだこれは?
少しでも誰かが奥手になり、ロックを引くことに失敗すると、そういった武装が一人に対して二つ飛んでくる。避けろという方が無茶な話で、俺よりもゲームを理解し、ブーストの使い方も丁寧で、相手の追い詰め方が上手く、武装の吐きどころやジャンケンを完璧に理解して、流動的なロックや立ち位置の関係を戦闘中に把握できる。そういった人間しか生き残ることができないのだ。
ヘビアをしばらく使ってから、この数秒に一回ステップを踏むゲームに嫌気が差した俺は、引退していたのにまたノコノコと戻ってきて、今日はひどい勝率を叩き出した。俺はOVER帯の利益のため、このゲームを完璧に引退することに決めた。俺はもう、激しくステップや盾をすることに疲れてしまった。バ2はもっと酷かった? じゃあ、それもこれもくだらないゲームだというだけの話だ。
勝てない日くらいあるだろ、ちゃんと練習しろ!!!
こういう意見もあるだろう。確かに理があるし、俺も対戦ゲームが好きだからこういうメンタルが大事なのも分かる。
これが基本プレイ無料だったり、買い切りゲーだったら俺もそう思うよ。でも、アケの対戦ゲームは雑魚が投入した100円を強者が食らうというゲーム構造だ。強者になるには、泣きながら100円を入れなくてはいけない。それもなるべく高頻度にだ。指さばきが重要なゲームは、しばらく離れてしまえば調子を取り戻すのに時間がかかる。そして負ければ、やはり100円を失う。
でも、仮にかなり強くなっても、大会で優勝するとか、人気Youtuberになるとか、そういうレベルじゃなければゲームで大量の金を回収することはできない。買い切りのゲームならそれでも7000円とかで済むんだろうが、オバブには一体、現時点で幾ら金を賭けている? 君たちも計算したまえ。その金で何が買える?
そしてそれだけの金を積んでもまだ、俺は100%の精度で適切なステップを踏むことはできず、ブーストに余りがあるのに空中で弾を食らって地に沈んでいる。
俺は疲れた。アラサーのチンパンはこの環境に疲れたんだ。このままインフレしていった先の景色はYoutubeで見ることにするよ。こんな愚痴をネットで見かけてしまった楽しんでいる人はごめんな。俺はただ、ヘビアのNサブにレバーを2回倒すしか対処がないことに、胚乳のファンネルに慣性ジャンプするしかないことに、魔王剣を盾するしかないことに、プロヴィのN特格で潜り込まれた時は……どうすればいいんだ? そんな状況に、ただ、疲れてしまっただけだ。
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