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無人島に漂着したSEの人間ドラマ『キャスト・アウェイ』視聴感想

キャストアウェイ観たので感想書きます。ネタバレ有りです。




・無人島脱出後のストーリーが描かれているのがアツイ
・他者の有り難さを再認識させてくれる
・ウィルソンの発想の奇抜さとリアリティと面白さ

まとめるとこんな感じです。


印象的なのは島脱出後のケリーとのシーンでしたね。
ウィルソンは言わずもがなの存在感でした。そのウィルソンとのやり取りからの、一気に現実感あるケリーとのシーン。

脱出のダイナミズムからの、人間社会でのいろいろがあると言うのは、悲しいやら何やらでした。
ケリーもチャックも、お互いを忘れることなどできないでしょう。ただ、不幸のせいで二人の運命は変わってしまった。
再会してもまたお別れしてしまうのは大変悲しいけれど、結婚と言う人間社会のシステムの中にも組み込まれ、もう戻ることはできないケリーではあるけれど、チャックへの記憶や感情は失われることはないわけで、そう言う気持ちが溢れて言葉にして確かめ合っているのはほんと名シーンであると思いました。

そういう、人間の持つ底力と言うのが描かれているのがよかったです。
島だって脱出しますし、再会して混乱はしても、こうしてぶつかり、混ざり、また統合させ、再び歩いて行きます。

その人の持つ素晴らしさを描こうとしているのが、美しくて非常によかったなぁと思いました。観れてよかったと思います。人に胸を張ってお勧めできる映画ですね。
こう、ただただ無人島漂着を描くだけではなく、そこにまつわるチャックの物語を描いていることにこの映画の凄みがあると感じました。そして、その描き方がとても美しいと感じるものでしたので、この暖かい視聴後感を得られたわけですね。


ウィルソーん!ありがとうー!

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