ニュージーランドが報道する改心したアンチワクチンの人

ニュージーランドではワクチン接種をしない人間を徹底的に不自由にしながら首相は「私はあなたたちを決して見捨てない」と力説するそのサイコパスぶりにおいて世界に類を見ない独裁国家となり果てた。

トラフィックライトシステムになったとたんに毎日200人出ていた新規感染者も100人程度に急に下がるなど、さすがトラフィックライトシステムの効果は抜群だ。

トラフィックライトシステムになったと単にパブに繰り出す人々で町はあふれかえり、人々の交流も増えたようだが、どうやら感染者は出なかったようだ。それがゆえに感染者数も減ったという事だろう。

トラフィックライトシステムになったら途端にワクチン接種者数が増えたわけでもないのになぜこのタイミングで急に減ったのかはいまいちわからないが、徹底的にワクチン接種をしていない人々を感染者予備軍としてレッテル張りをして排除する社会なのだから、もしかしたらウィルスの蔓延には効果があるのかもしれない。

ニュージーランドにあるカフェやフードコートはバリケードが張られ、ワクチン非接種者お断りの札が張られ、場合によっては屈強なガードマンが警備をするというこの状況に感じる異様さは、かつて学校で習ったアパルトヘイトのそれに近い。

ワクチンを打っていないのだからこの程度の不条理は受け入れるべきだという人もいるかもしれないが、ワクチンを打っていなくても陰性であればそもそも排除される理由がない。ワクチンを打っていないがかつてコロナに感染して回復した人に至ってはそもそもワクチンを打つ理由すらない。こういった人々もワクチンを打っていないなら排除されるというあたりのこの制度の狂気が見て取れるのは私だけだろうか。

ワクチンを打つかどうかは個々人の意思に従うべきだ。ニュージーランドでも「打つかどうかはあなた次第だ、国は強制などしない」といいながら、ワクチンを打たない人の生活をすさまじい勢いで不便にする制度を次々に生み出して外堀を埋めていき追い詰めるというこの陰湿なやり方が今の政府を如実に表しているといってもいいだろう。

私は、政府がワクチン接種キャンペーンをすることは構わないと思う。ワクチンも打ちたいなら打てばいいと思う。だが何かを人質に取られたから打つというこの状況は明らかにおかしいのでおかしいといっている。

ニュージーランドのプロパガンダに反ワクチン主義の女性が新聞記事に登場した。

国民統制が大好きな政治家はこういう人が大好きなようだ。国の方針に従わない一人の女性が困難な状況に陥ったが、国はそんな彼女を見捨てずに懸命に治療を行って助かり、女性は改心した、というストーリーだ。

はっきり言うが、このようなものは単なる茶番でしかない。当然ワクチンを積極的に打ちに行ったがコロナに感染して今も集中治療室にいる人たちについては、人数以外全く報道されない。ワクチンを接種したおかげで助かった、という人も報道されない。ワクチンに反対したが感染して助かった人はこうやって報道される。

ワクチン接種をしないことがいかに危険かということはこうやってしきりに報道するのだが、ニュージーランド人はブレークスルー感染を知っているのだろうか?というのもこちらでブレークスルー感染を検索しても情報があまり出てこないのだ。

ニュージーランドではワクチンについてはうちさえすらばもう安全、薬も安全だ、という立場を徹頭徹尾とっている。アナフィラキシーショックを起こす可能性や副反応が人によっては強く出る可能性などはなぜかほとんど出てこない。Youtubeなどでもしきりにワクチンのコマーシャルが流れるが、そのようなポイントの啓蒙は全くされていない。

ここまで私はこの国のワクチン政策に対して否定的な立場をとってきたが、どうもワクチンに否定的な立場をとっていると勘違いする人がいるようだ。私は一貫してこの国のワクチン政策の目的がジャシンダ・アーダーンの実績づくりにいいように利用されているようにしか見えていない。国民は四の五の言わずにいいから言った通りワクチンを打てと迫られているのが現状だし、どういう懸念点があるのか、ワクチンを打つとリスクが高い人はどういう人か、といった話は全くされない。

ワクチンを接種した直後に死んでしまった人々も無視されている。関係性の調査をしないという意味だ。

そういうわけなので今ワクチンを接種すれば、それは政府の独裁に従ったということでもある。国民個々人が判断する余地が全くないからだ。

そういうわけでニュージーランドに来ることはお勧めしない。

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