ニュージーランドの新首相について

2月に辞任を表明した我らがニュージーランド首相のジャシンダ・アーダーンの後任にはクリス・ヒプキンスと言う男性が就任することになった。

誰も後任に名乗りを上げないなか果敢にも一人首相に立候補し、めでたく党内選挙で承認される運びとなった。

誰がどう見ても誰もやりたくない敗戦処理を押し付けられたのか、わざわざ敗戦処理がしたくて立候補しに行ったのかは知らない彼だが、ジャシンダ・アーダーンがこれでもかと作り上げたこの国の問題と下がりに下がった政党の支持率をいかに解決するのかがこれからの彼に残された8ヶ月に重くのしかかることになる。

正直誰もやりたくなかったのだろうと今では勘ぐっている。

ところで解決すべき国内の問題とはなんだろうか

ます今も経済に深刻な打撃を与え続けている移民問題だ。

これは第一次ジャシンタ政権の頃に何故か10万ドルの年収を超えない人は永遠に待たされるというスペシャルルールが秘密裏に導入された頃から止まったままのビザ審査を再開することだ。

移民に対する依存度が特に強いニュージーランドにおいて移民を締め出すことは自殺行為でしかなく、私がこの手のことを書き散らすようになったきっかけでもある。

次に犯罪だ。

前にも書いたがニュージーランドでは犯罪発生件数が目に見えて増えている。

統計上の数字にも現れているが特に増えたのはラムレイドと言う強盗だ。

これは車で店に突っ込んでものを奪ってそのまま逃げるというものだ。

多いときは一晩に7回発生するなんてこともあるし、店によってはもう4回目の被害だと訴える店主もいる。

ラムレイドの被害に合う店はそもそも治安の悪い地区にいるし、防御するための金もないのでやられるがままにならざるを得ないため、犯罪件数が減らなければどうしょうもない。

そして次が国債だ。

国債についてレイバーの立ち位置はこのまま経済成長すればヨシ!と自分たちで経済にブレーキをかけながらのたまうというサイコパスぶりを発揮しているが、裏を返せば発行はしたけどあとは知らんと言ってるのと大差ない。

というように目立った問題があるのだが、彼は

一生懸命働きたいすべての国民が、一生懸命働いて成功し、自分自身と家族のためにより良い生活を提供できる機会を提供することを政策として掲げたらしい。

よくわからんが国民がみんな富めば実現できることを国民をわざわざ貧乏にしながら言うあたりが流石にどうかしてると思わざるを得ない。

おそらく今後はインフレ対策というわかりやすいことをするのかもしれないが、これ以上政策金利は上げられないだろうからFRBのようなことはできない。

どのようにするのかは分からないが、金持ち優遇を露骨に進める労働者の味方レイバー政権なので、国内企業に対する投資を刺激するのかもしれない。

例えばキャピタルゲイン税を一時的に廃止するなどだ。その上で最低時給をドカンと上げてCPIが0.1%という期間が10年も続けば出来るかもしれないが、国際は今の10倍になるかもしれない。

経済音痴のレイバーならやりかねないか次の選挙終了とともにナショナルが病院で廃止する可能性もある。

つまり何をするにしてもナショナルが踏襲できることを考えなくてはならないので、今の政権には性質的にも無理なのではないかと思う。

そういうわけでニュージーランドに来ることはおすすめしない。

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