ニュージーランド最大都市の市長が想像を絶する逸材だった

前回の記事でPollに出てこなかった8%を浮動票と書いたのだが、この手の人々は悪ふざけのような泡沫政党に投票をして、それらの政党が全く持って議席を取れないという体たらくなので、浮動票というか単なる死に表の可能性があるという点について訂正をしておこうと思う。

ニュージーランドといえばジャシンダ・アーダーンや、クリス・ヒプキンスと言った国政を担う逸材がいたのだが、どうやらオークランド市長のウェイン・ブラウンという先日の大雨のインタビューで思い切りブチ切れた男性がこの上ない逸材だったことがわかった。

まずはこの記事だ。

drongosという単語は全く持って聞き慣れない単語だが、能無しなどのかなり辛辣な単語になっている。テニスに行きたかったが能無しのメディア対策しなきゃならんからいけなくなったというテキストを友人に送ったようだ。

次はこちらだ、このウェイン・ブラウンという男性は口から出る言葉をコントローすることができないようだ。クリス・ヒプキンスは彼の迫力にビビり散らかしているが、同時に彼を矢面に立たせて隠れることができるからウィン・ウィンかもしれない。勝っているかはわからない。

いまツイッターなどでChris Hipkinsで検索するとオークランド市長と彼の画像や動画が山のように出てくるが、今回の件でオークランド市長を更迭し、新たなオークランド担当大臣などをおくなどすれば彼の株も上がるかもしれない。

一方で、このウェイン・ブラウンという人は、いろいろな企業の社長をしているらしい。

実際に経営の目線で市長をするということをしているようだが、同様のスタイルの政治家が一人いる、そう、クリストファー・ラクソンだ。

ナショナルが与党になれば彼の首相就任はほぼ間違いないと言われているが、選挙の前にこのような人が出てくることは彼にとって大いなるダメージかもしれない。

前回の記事ではニュージーランド・ファーストがまたもやキングメーカーになりかねないという懸念を書き、今回の記事でナショナルが与党になったときに人々が不安になる人がいきなり目立ち始めたあたりで、10月の選挙がまたしても不安になってきた。

ところで今回の水害で最も振り回されたのは学校と生徒、その家族ではないだろうか?

1月30日に学校の開校を1週間遅らせろという通達が出た。

その二日後の2月1日に「やっぱり開校して良い」と言い出した。

これには学校側からも猛反発だ、というか普通に考えればこの決定の覆し方はありえない。ちなみにその前日の1月31日に「連絡が遅くてごめんなさい」をしている。

もうもはや一体何がしたいのかがさっぱりわからない。学校を1週間開校遅らせろ、翌日に連絡遅くてごめん、その翌日にやっぱり学校開けていいよ、反発を食らったら「必要なら開けてね!」と言い出している。

もうもはや今のレイバーにはリーダーシップなどというものはかけらも残っっていないのかもしれない。

そういうわけでニュージーランドに来ることはおすすめしない。

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