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私とTRIGGER~SSSS.DYNAZENON篇~

待望の続編って、なに?

SSSS.DYNAZENONは、SSSS.GRIDMANと世界線を共有する物語、GRIDMAN UNIVERSEの2作目にあたる作品である。

SSSS.DYNAZENON制作決定の知らせを受けたのは、2019年の秋頃のことだった。ツブコンのULTRAMAN STAGEを観るために待機列に1人で並んでいたときだった。これから一番推しのセブンスーツ見に行くからただでさえドキドキしてるのに、突然の重大発表で気が狂いそうだった。

「続編?」「綺麗に終わった前作からどのようにつなげていくのか?」「新条アカネがまたツツジ台に戻ってくるのは解釈違いなんだけど・・・」いろいろな思いがあったが、また大好きな「雨宮哲ワールド」に触れられると思うと、不安よりも期待の方が大きかった。

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※画像引用元:「SSSS.DYNAZENON」公式サイト

2020年の春、キービジュアルとキャストが発表された。前作キャラの名前はない。キャスト陣も、前作と比べるとTRIGGERアニメ出演歴のない方ばかり。(強いて言うなら、宇宙パトロールルル子のノヴァくんとSSSS.GRIDMAN4話のYouTuberの1人として出演歴がある榎木淳弥さんくらい)

「マジで全然どうなるか予想がつかない・・・」放送までもかなり時間があって、また前作のようにこのキャラクターたちを愛せるのだろうか、という若干の不安がよぎった。

そして、迎えた本編放送。前作と同じ、全12話を観終えた感想は、

「めちゃくちゃ良かった」

この一言に尽きる。SSSS.DYNAZENONの登場人物たちは、何かしらの悩みを抱えていたり、人生で躓いてしまったキャラクターが多い。母親の交際相手との距離感に悩む蓬、姉の死にわだかまりを持っていて、クラスからも浮いてしまっている夢芽、定職に就けないまま33歳になった暦、優秀であるが故に周りから孤立し、学校に行けず暦の部屋に入り浸っているちせ。彼らが、ガウマやダイナゼノンと出会って、それを機に新しい一歩を踏み出せるようになるまでの物語なのだ。

「つまづいたら、もっと強くなれる。」

まさしく、キービジュアルのキャッチコピーを体現した作品である。これが、今年の4月に新卒で入社した会社に馴染めず1年で辞めてしまい、躓いたまま地面に蹲ったままになっていた自分に刺さったのだ。特に、無職のまま年を重ねてきた暦先輩が、終盤には仕事を探し始めて、最終的には再就職できた姿を見てとても勇気づけられた。暦先輩も新しい一歩を踏み出すために頑張ったのだから、自分も頑張ろうと、そう思えた。コロナ禍ということもありなかなかうまくいかないことばかりだけれど、面接申し込んだり、資格のための勉強をして地道に少しずつ進もうと頑張っている。無職のまま死にたくないし。

おわりに

今回ピックアップした作品以外にも、『キズナイーバー』や『宇宙パトロールルル子』、『BNA』など、他にも好きなTRIGGERアニメはたくさんあって、私のオタク人生を彩ってくれている。オタクになってから、大変だったなと思う節目の年にはいつもTRIGGERのアニメがあった気がする。

新しい作品が生まれる度に広がっていく「TRIGGER UNIVERSE」。その果ての無い宇宙を進む大きな宇宙船に、これからも乗り続けていたい。そう心から願っている。


改めて、TRIGGER10周年おめでとうございます。これからもますますの発展をお祈りしています。


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