幽体離脱猫バズ【9/26ちょい追記有】
先日、めちゃめちゃバズった。
iOS16の新機能に関心して画面録画しただけのツイートが猛烈にバズった。今現在2.1万RTと7.1いいねついてる。
まあこの機能は本当に便利で、iPhoneで撮影した写真から被写体を選んでそのまま共有からエアドロップでmacにポンと送れるのが特に最高。便利すぎ。
大バズ自体は正直べつにあんまり嬉しくない。嫌でもないけど。あんまり嬉しくない理由は、べつに俺が褒められている訳ではないからだ。(猫を褒めてくれていたやつはまあまあ嬉しい)
自分が書いた記事がここまで大バズりしたんなら紙吹雪をばら撒きながら全身の関節を残らず動かして踊り狂うけど、こんなのでバズってもちっとも嬉しくないやいというのが本音だ。
バズると知らない人がめちゃめちゃ気軽に話しかけてくる。リプ欄をコメント欄だと捉えている人もいれば、本当に俺に向かって異常に近い距離感で話しかけてくるタイプの人もいる。
自分がこんな目に遭うまでは前者の方が意味不明だったが、今となっては後者より前者の方がまだ理解できる。
距離感が近い知らない人が苦手なのでオエーという気持ちも少しあったが、知らん人がいっぱい話しかけてくる状態って人生でそうそうないので好奇心の方が勝ってしまい、せっかくなのでリプ欄にはとくに規制をかけなかった。さあバズツイに話しかけてくる知らん人にはどんな人がいるのか。
結果から言えば、まあこんな感じだよなというリプや引用RTがついた。一つ一つに「知らねえよ」とお返事を書こうかなとも思ったけど、大人なのでやめた。
このまま「知らねえよ」と言いたいのを我慢し続けるのも体に悪いので、ツリーにこう付け加えた。
「知らねえよ」と言いたくなる内容のリプや引用RTの後ろに謎の数字がいっぱいついてたらまあまあ面白いだろうし「知らねえよ」感も薄れるだろうなと思ったのだ。少しだけ恥ずかしい情報というのも良かった。他人の少しだけ恥ずかしい情報って知りたいしな。
結果としては、いい所と悪い所があった。
いい所としては、狙っていた「なんかみんな文の最後に意味不明の数字をつけている異常な光景」を作ることができた点だ。気づいた人と気づいてない人のまばらさもなかなか面白かった。気がついた人が「なんか数字がついてると思ったらこれか」みたいなリアクションをしていたのはちょっと嬉しかった。
あとみんな初恋早いんだな〜と知ることができた。
悪い所としては、ただ初恋の年齢を言いたいだけの人を呼び寄せてしまったことだ。これは俺が悪い。
さて、前述の通り「こんなのでバズっても嬉しくないやい」という気持ちがあったので、妙な自尊心が邪魔して、よく見かける「バズったので宣伝です!」みたいなやつをやらなかった。
絶対にやるべきだった。自分の活動の宣伝を貼り付けたらバカにできない数の人間の目に入れることができたはずだ。使えるものはなんでも使うべきだった。自尊心なんかその先の利益の可能性の前にはクソでしかない。
ここまで広まるのなら宣伝するものによってはちょっとしたお小遣いくらい稼げただろう。
ではこのツイートが1円にもならなかったのかというと、そうでもない。ちょっとお金になった。ちょっとだけど。
オトナライフさんというメディアが「謝礼なら出すからツイートを記事で紹介させてくださいませんこと?」(実際はもっとちゃんと丁寧な依頼でした)と依頼をしてきたので二つ返事でOKした。
もう一箇所他所からも使用依頼が来ていたのでOKした。そちらはまだなので使っていただけたら紹介しよう。そういやそっちは謝礼の有無は聞いてなかったな。
オトナライフさんからいただいた謝礼でこれを買った。
完全自殺マニュアル。子供の頃ちょっと古本屋で立ち読みしてから「いつか本棚に置いておこう」とは思っていたが、ようやく買う時が来た。べつに今死にたいわけではないので心配しないでほしい。読み物として読んでみたかっただけなので。
それにこれは「死のうと思えばいつでも死ねるから今は死ななくてもいいか」と思うためのポジティブなアイテムだ。人生の非常口。非常口は使う日が来ないようにと祈りながらも用意はしておくべきものだ。
ベストセラーだとは聞いていたけど奥付けページをみてビビってしまった。120刷て。しかもつい最近じゃん。印刷するだけ全部売れてるじゃん。いいなあ。
9/26追記
ABEMA NEWSさんに取り上げていただきました。わーい。
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