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【翻訳記事】ウォーハンマーRPG 4版  防御に対する擁護(原題:WFRP In Defence of Defence)

<訳者注釈>
https://cubicle7games.com/blog/wfrp-in-defence-of-defence
Cubicle7の、2019年4月5日の記事を翻訳しました。上記リンクより原文が読めます。ウォーハンマーRPGの卓準備に役立ててください。

<本文>
こちらは私たちのライターである、Ben ScerriによるCubicle 7のウォーハンマーRPGを深く掘り下げるブログ記事第一回です。これらの記事の目的は専門家のアドバイスとウォーハンマーの多種多様な視点を与えることにあります。一読されましたら、Facebook、Twitter、そしてInstagramのチャットに参加しましょう!Benについてこちらをクリックすることでもう少しわかります!
#WarhammerWednesday

やあみんな、私はBen、ウォーハンマーRPG第4版のライターだ――そして私は最も好きなことをするためここにいる:ウォーハンマーRPGについて語ることだ!
心から楽しんで新版にハマっていく皆さんを見ていてとても嬉しい。なので、挑んでいこう、剣を振り回し…フーム…
もし我々が戦っていたなら、身を守るためには本当に何か使うべきだ、そうだろう?私の片手用武器で受け流すか、盾を手に入れるのか(であれば、どんな大きさ?)もしくは専門的な受け流し用武器を手に取るのか?第4版には私たちは今まで以上に自己防衛手段の選択肢を与えた――それぞれの利点と欠点を見ていこう。
私の考えでは、フレーバーと文脈は、数字と同等のゲームデータである。それぞれの選択肢について、計算だけじゃなく、それぞれの選択肢がどんな意味を持つのか見ていく。グレート・アクスを持ち歩いてることであなたに対しどんなことが言えるのか?そしてマインゴーシュの代わりに小盾をレイピアのお供にするのは、社会的にふさわしくないのか!?
では見ていこう。私たちには攻撃の受け流しにあたり、3つの主な選択肢がある(当然、〈回避〉は含まれない):
1. 普通の武器で受け流す
2. 盾で受け流す
3. そして専門的な武器で受け流す

基本のキ:普通の武器で受け流す/Sticking to Basics: Parrying with a Normal Weapon

普通の武器で受け流すというのは、まあ、文字通りの意味である。武器を使う方法ということだ――利き手だろうが逆手だろうが――普段は攻撃に使っているもので、ね。これが発生しうる場面は3つある:①利き手に武器を持っていて、他には何も手に持っていない、②手に一つずつ武器を持っている、③両手用武器を持っている。

どんな理由であれ、通常の武器で受け流すとキャラクターは攻撃者の〈近接攻撃〉技能に対抗するために自身の適した〈近接攻撃〉技能を使用する。これは基本的には賢明だ。戦闘中ほかに手段の無いキャラクターは己の主な武器に長けているだろうから…もしくは不意を討たれたか…または、武器しか買えないほど貧乏かだ!つまり、このような戦い方は、機能的、経済的で、多くの戦闘参加者において賢明である。
しかしこの戦闘手法には問題がある:対抗テストに勝利することに依存しているのだ。おまけに相手の間合いの下にあなたがいることになる。ただし、大型の両手武器や、《二刀流》異能で二番目の武器を組み合わせるなら、十分なトレードオフとなりうる。

それにこのような戦い方には社会的な議論を呼ぶ。見事な装備で身を固めた騎士――剣と盾で武装した――に対して斧一本で戦う姿はどれほど愚かに映るだろうか。レイピアとマインゴーシュを構えたオシャレな貴族との決闘で、巨大なバスタード・ソードを抜刀すると、どれほど野暮なことだろうか。片手武器と大型武器は自己防衛の道具である――フォイルやレイピアなどの専用の武器がもつ繊細さとスタイルを欠いている 。パイクをベルトで括り付けて宮廷に入り込んだら言い訳できないでしょう?

良い盾よりイイもんは無い/Nothin’ Like a Good Shield


人間が――現実のね――記録以前から…まあ…現在まで盾を使っているのには訳がある。盾はとにかく理に適っている:誰かが尖った何かをあなたに向けて振り回したり撃ったりしているので、それを大きな木材や金属で阻む!ウォーハンマーRPGの盾についても同じである――特に最新版では、いつも押し刺しの戦闘に加えて様々な要素が与えられているから!

盾はたくさんのゲーム内利益を提供する。ではそれぞれ見ていき、個々の良さを指摘しよう。
盾は3つともすべて種別は基本武器だ――だから〈近接攻撃:基本武器〉を攻撃用もしくは防御用の技能として使う――そして次の3つの武器特性を持つ:シールド、防御用、非損傷。
防御用はド直球だ:この武器を持っている時、あなたは防御時の〈近接攻撃〉テストに+1 SLを得る。これはやってくるいかなる武器の軌跡も盾で阻めるため、あなたが他の手に持ってる武器で防御している時も効果がある!あなたが比較的高い〈近接攻撃:基本武器〉技能を持っている可能性が高いという事実と組み合わせると、あなたは多くの向かってくる攻撃を受け流せる良い可能性がある(少なくともSLの差を縮められる)。防御用の特性は加えて盾を〈近接攻撃:受け流し用武器〉でも使用できるようになり、逆手での〈近接攻撃:基本武器〉で受けてしまう-20のペナルティ(《両効き》を持っていない場合)を無視する。
非致傷は最高ではないが、盾であることと《二刀流》の異能が無い限りこれで攻撃はあまりしないことを考慮すれば、あまりガッカリすることでも無い。この難点は、盾を用いた攻撃に対してAPが二倍され、かつ最低1点のダメージも与えないことを意味する。
シールド(等級)こそ真に光るところだ――防御に盾を使うとき、あなたは等級分のAPを全部位に持っていると見なされるのだ。これは致命的負傷を逸らす時に使用できるし、等級2以上(つまり、盾と大盾だ)であれば遠隔攻撃に対して防御ができる!これはゲームを変える!

それでは、盾をそれぞれ見ていこう。「盾(バックラー)」は一番安いオプションだ――18/2で、つまり1クラウン弱で――シールド1を得られる。防御を伴い、これはすでに戦略的な選択肢のように聞こえる:あなたは盾で防御した時、-20修正された〈近接攻撃:基本武器〉か、素の〈近接攻撃:受け流し武器〉のどちらか都合が良い方を使用でき、すべての防御のテストに+1SLを得ながら、全ての命中部位に+1APを得るのだ。例えあなたの対戦者の攻撃が通り抜けても、それはこの素晴らしい防御力によって非常に弱まることだろう!
次に、盾と大盾だ。シールド2が2GCと、3GCでシールド3である。両方とも盾(バックラー)と同じ戦術的利点を持つ。だが、視線の通る遠隔攻撃に対して身を守れる、追加の利益を得られる――遠隔攻撃に対する唯一の防御である。確かにこれらは高額だが――なので多くの冒険者が買えないものだ――間違いなく私の最初の買い物になる。
本音を言えば、私は鎧を一つでも買う前に、盾を手に入れるだろう。なぜ?それは、たとえ盾が2GCかかるとしても、レザー製の鎧一式は――2APと防御時に+1SLに比べ、単にあらゆる部位に1APを与えるだけ――1GC 14/-かかる。たったの6/-の追加費用で、あなたは2倍と、それに加えて別の利益を得られるのだ!

でも、万物はデータに算数じゃない。結局の所、これはロールプレイングゲームだ――あなたは何人かのNPCと会話する必要になるし、伊達男たちもバカでかい盾を抱えて歩き回る似非騎士に対し良い顔をしないだろう。残念ながら、盾はエンパイアの流浪人と悪漢どものファッションとは合わない――バックラーはいまだに中流階級によく使われているとは言え――つまりこれはあなたが攻撃を受け流す前に(あなたの名誉のための)戦いに負けているかもしれないのだ。それに、盾はまさしく戦いの象徴である――隠せないし、はぐらかせない。もしあなたが村に盾を背負って入れば、村人たちはそれで何を探しに来たのか、それが問題解決に使うものなのか分かってしまう。そのような注目の仕方を望んでいるのか?

受け流し用武器でオシャレにキメよう/Getting Fancy with Parrying Weapons

最後に、受け流し用武器だ――マイン・ゴーシュかソードブレイカーのいずれかになる―― 盾に比べて入手難度が高く、元来上流階級のものである。これらの武器はおしゃれで、しかし盾がもつ防御用の特性とそれ自身が強力な武器であるため、高い機能性を合わせ持つ。とはいえ、どちらの武器も〈近接攻撃:受け流し〉技能が求められるので、所有者はこの技能を訓練していない限り、選択肢として考えるべきではない。

マインゴーシュを考えてみよう: +【筋+】+2 ダメージに防御用の特質がたったの1GCだ (とはいえ、入手可能度のため探すのが大変だ)。《二刀流》異能と、そして仮に《両手利き》も組み合わせると、強力な戦闘上の防御と攻撃の選択肢となる。
しかし私が一番に話がしたい武器は、ソード・ブレイカーである。マイン・ゴーシュより2/6高いだけ、加えて「 品薄」な、 この巧妙で小さな武器は次を提供する:ダメージ【筋+】+3、防御用、間合いが長い(「極短」に比べ「短」)、それから興味深いトラップ・ブレードの特質だ。トラップ・ブレードは何をするのか?防御時にクリティカルが出た時、あなたは自身の<近接攻撃:受け流し用武器>テストのSLを足した対抗【筋力】テストを相手に強制できる。成功すると相手の武装解除させるが、+6SL以上で武器を完全に破壊してしまう!

受け流し用武器は社会的な文脈的に最も簡単に配置できる――上流階級への人気が非常に高く、打ち解ける助けとなる。加えて中流階級においてあなたをオシャレにみせたり、下流階級民の中で目立たせてくれる。さらに、これは隠すのがかなり簡単であり、「片手用武器しかないよ」という体裁でいて、相手が油断したその瞬間、巧妙にソード・ブレイカーを抜ける利益があるのだ。

とにかく、死ぬなよ?/Just Don’t Die, Alright?

本当に、最終的には、生き残って昔話ができれば、どう戦おうが関係ない(見栄えだってそうだ)、だろ?それこそ真のウォーハンマーRPG流だ。この小さな記事があなたのキャラクターの武器の味を良くしてくれることを願ってる、そして皆さんの好きな組み合わせを我々のSNSで聞くことを楽しみにしている。
では皆さん、次回まで!















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