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素敵な出会いに感謝

私が非常勤講師として伺うといつも優しくお出迎えしていただく副校長先生。
その先生のお言葉に救われた話。

私はこの仕事をするようになって、電話でアポ取りをさせていただき、お伺いさせていただき自分たちの活動のアピールをさせていただくようなことをしている。
いわゆる「営業」である。

私たちが大切にしていることは、看護学校の先生が、大好きな看護を、生き生きと、これからの日本を支える若い学生さんたちに伝えてもらうこと。

看護教員という仕事のやりがいの一つとして
目の前にある事象を学生と一緒に捉え、そこから「看護」にもっていく
その大切な作業がある。

私はそれが大好きである。


看護師以外にこのことはできないからである。
きっと、看護教員とはそもそも「そこ」が得意なのである。


でも時には言いたいことをピシャリと拒否されてしまうこともある。
「看護の予備校でしょ?いくら?」。
車で3時間ほどの道のりでたどり着いた先でも「はい。で、いくらですか?」の一言をいただくこともある。

私は、看護学生の勉強のお手伝いはもちろんだが

「日本の看護が元気になるには看護教員が一番キラキラしていること」

をモットーに語らせていただいているつもりである。
しかしながら、そのような返答には、ただただ、自分の表現力なさ、熱量のなさに落ち込む。


その先生は、
特にはるばる遠方からきてくださった方には、
「大変だったでしょう、さあどうぞ。」
また、アポなしで来られた来客には、
「私がいてよかったです。そのお話は、私でもよろしいですか?」
と伝えるようにされているとのことだった。

過去には自分も様々な学校様をあたり、冷たくあしらわれたことも。
眼も合わせてくれない人もいたと仰っていた。

だからこそ自分は人に同じことをしないと心に決めているそうだ。
その、素晴らしい対応と強さと優しさが、私の苦しい心の中まで染み入った。


私たちは看護教員である前に、「看護師」

私は先生こそ「看護のプロ」
やさしいまなざしと包容力と心の豊かさを身にまとった真の天使。

人生では幾度となく、困難や嫌なことにであう。

しかし自分が世に発信するすべてのことで、
言葉や表現、顔つき、しぐさで、人を威圧したり、嫌な思いは絶対させない。患者さんにもそうであるように。

そして、たくさんの人々に愛のある言葉をかけ癒されるような看護師で一生ありたい。


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