NYX
この文章は、私が今朝目が覚めた時に自然と脳に思い浮かんだ言葉たちを、紙に筆が勝手につらつらと書き連ねた結果出来上がったものであり、私自身には、啓蒙をしたいと思って書いた文章でないことを、最初に述べておきたい。 実際、この文章を書き終えたとき、私は何故この様な、あまりにも啓蒙的な文章を書いてしまったのであろうかと酷く混乱し、これをnoteにupすべきなのか、ものすごく迷った。 私は何も啓蒙をしたくて文章を書いたわけではないのである。 しかし、この文章が記されてある紙を
3/3の昼ごろに近所の川沿いを散歩して書いた文章を記す。 まあ、要するに「上善は水の如し」と荘子は言ったが、人も悪になろうと思って産まれた者などおらぬのだし、生まれもった脳などの身体と育っていく上での環境によって争ったり愛し合ったり傷つけ合ったりもするし、水とさして変わらないじゃあないか。善も悪もないのであるなあと、そういうことである。
親戚宅の赤ん坊が我が家に来ていた。 「抱っこしてみな？」と言われたが、とても脆く、小さな命を、私なんぞが抱けば壊しそうで怖くて抱けなかった。どう接していいかわからず、何も声を掛けたりできなかった。 だが、彼は私の眼をじーっと見つめ、私の指をしっかりと握ってくれた。 眼と眼で何かが通じた気がして、言葉ではないのだなあと感じた。 その姿はあまりにも無垢で、その眼には一切の濁りがなかった。 とっても可愛かった。 可愛かった。 愛おしい存在だ。 しかし、これからこの世界を生き
