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涼しくて暖かい朝陽

金曜日。今日はゴミを出す日で、眠い体を頑張って起こした。「一人で行ける量?」って聞かれたから「行ける、大丈夫」と言って、軽い袋をふたつ持って玄関を出た。

朝陽が暖かくて、私の髪の毛は黒茶色だから光を集めてすぐに温まった。でも風は冷たくて、涼しくて、なんだか誰かさんみたいだなって思った。

太陽に近づくようにアパートの階段をゆっくり上がった。

暖かさに目を合わせようと顔を上げると、カメラをかまえた君がいた。私は思わず笑顔がこぼれ、すぐに「カチン」というシャッターの音を聞いた。

君のカメラのシャッター音を聞くと、君島大空の「シャッターの音で僕を焦がして」という歌詞が思い浮かぶ。

私は君に焦がれている?

涼しくて暖かい朝陽を2人で浴びた。

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