見出し画像

ACPの大切さについて語る

ACP…アドバンス・ケア・プランニング

皆さんはACPをご存知でしょうか?
少し前、吉本芸人の小藪さんが
苦しそうな顔をして
「こんなことならもっと家族で話し合っとくべきやった…」
という厚生労働省監修のポスターが話題になりました。

そのポスターは街中だけでなく病院にも
貼る予定だったそうで
もう間もなく、亡くなろうとしている
ご家族の前で一見茶化したように見える
そのポスターは問題だと、
結局お蔵入りしました。

アドバンス・ケア・プランニングは
人生における家族会議の総称です。

例えば、末期癌や心筋梗塞などの
病もしくは事故で本人との意思疎通が取れなくなる前に

もしも…のことがあったら、
本人はどのようにして欲しいか
事前に家族間で話し合い、
方向性を決めておくこと
を言います。

なぜ今日こんな話しをしたかというと
ケアマネ更新研修で看取りの方の
ケアプランニングを学び、
その際にこのACPが出て来たからです。

最後の看取りを病院だけではなく、
主治医や訪問看護の力をかりて
住み慣れた在宅で過ごしていく
こんな傾向が徐々に強くなってきています。

そのとき例えば痛みに対しての処置であったり、延命治療は受けるのか否か

持病を持っていたら何方の治療を優先させるかなど、意識がなくなる前に
本人の意思を家族と常日頃から話しておく

そのことがとても大切だと教わりました。
人生の終末期を看取るターミナルケアは、
実際ご本人の問題だけではなく、家族の方も大きく関係してきます。

自分たちではどうにも、出来ない不甲斐なさや痛みや苦しみから訴えられるご本人を前に、ご本人への理解はもちろん、ご家族への理解も必要になってきます。

そのときにACPを事前に行っていくことは、
本当に大切だと改めて思いました。

私も父親や母親が60歳を越えているので、
何かの折にACPを行いたいと思います。

#ACP #ターミナルケア #もしものときのために #吉本芸人 #小藪さん #ケアマネ

この度はお立ち寄り下さり、ありがとうございます。ニュイの考えに共感いただけたら、サポートして下さると喜びます!!サポートいただいた分は、今後の執筆活動のための勉強資金として大切に使わせていただきます。