慢性期病棟で求められる看護スキル

看護師の病棟管理の業務では、患者を第一に考えつつ効率的に仕事をすることが求められるのが通例だ。

看護師は「患者に寄り添う医療」という考え方に基づくケアを実践することが求められるが、特に慢性期病棟ではその傾向が強くなっている。

慢性期の患者は、治療を継続して行わなければならないケースが多く、通院・入院期間が長い患者ばかりだ。一度目の入院は数日だけだったとしても、その後何年も定期的に通院・入院する患者がほとんどを占めている。

そのため、慢性期病棟では、看護師自身が辛抱強く闘病生活を送っている患者としっかり意思疎通を取りながらケアを進めていくことが必須とされる。

特に、看護師は患者と距離が一番近い医療従事者であるため、積極的にコミュニケーションを取って良好な関係を保つことが重要だ。そのため、看護現場は患者と話をすることや、様子を観察するのが好きな人に向いている職場だといえる。

実際、患者との仲が深まり、治療に貢献できればやりがいも生まれるだろう。さらに現場では気が利くというのも大事なポイントだ。気が利く振る舞いで患者から頼られる存在になれば、病棟で一層活躍することができるだろう。

一方、患者から信頼を得るためには、患者のことを考えた立ち振る舞いを常日頃から行うことが必要だ。患者と信頼関係を築くのはなかなか難しいことだが、それを自然体でできる人は慢性期病棟で重宝される人材になれるはずである。

そんな慢性期病棟で看護スキルを発揮したいと思っている人は、慢性疾患や慢性期病棟について書かれた以下のサイト（http://chronicdisease-reviewcourse.com）も役立つため読んでみるといいだろう。