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新米カラットによるメンバーの第一印象の話 中編

前回の記事「新米カラットによるメンバーの第一印象の話 前編」を書いてからあっという間に4ヶ月近く経ってしまった。それでも、独り言の延長で書いた記事を、思いのほか多くの方々に見ていただけたようで嬉しかった。

こんなに時間が経ってしまったのには理由がある。
察しの良い方はもうお気づきだろうが・・・第一印象をここに残す間も無く、完全にカラットになってしまったからだ。

前回の記事でも触れたように、セブチという存在を認識するようになったきっかけはJO1の川尻蓮だ。彼のデビュー以降今まで、周りやSNSで何かをきっかけに川尻蓮の沼に片足突っ込んでる人をたくさん見てきた。私はX(Twitter)はあまり得意ではないので、その度に陰ながら「片足突っ込んでからの沼落ちは早いぞ〜」「気付いてないだけでもう落ちてるでしょこれは〜」なんてほくほくした気持ちでひっそり見物していたが、自分のことに関しては完全に油断していた。前回の記事を上げた時点で、もう戻れないところまで来ていたのかもしれない。

もちろん、この数ヶ月は人生の中でかなり熾烈だったし、辛い状況も多く、筆をとる気になれなかったのも大きい。心身ともに忙しなかったし、大きな決断を迫られたし、余裕がなかった。
こういう状況のことを韓国語では「정신 없어…(チョンシンオプソ)」と表すが、直訳すると「精神が無くて…」となる。日本語的には、「バタバタしてて」が一番近い訳の気もする。実際にはそれのもうちょっと熾烈バージョンといった感じなのだが、まさにその一言に尽きる数ヶ月だった。それ以外にその状況を説明できる言葉はないと思う。

そんな状況下でも初のドームツアーに遠征し、ライビュにも行った。もちろん先だってファンクラブに入ったので名実ともにカラットになった。会いたいと思ってから実際に会うまでのスピード感といったらなかった。もちろん状況がそれを許したこともあるが、多分今までで史上最速かもしれない。実際の現場に足を運んでみて想像以上の感動を受けた。幕間含めたステージ捌きがものすごくプロだった。感動を目の当たりにすると、語彙力はなんの意味も持たないんだと再認識する。忙しなさと期待感が相まって、予習という概念を忘れて(数曲の掛け声と名前のチャントだけは予習した)参加したが、セトリのほとんどの曲を知っていた自分にも驚いた。愛が大きかったせいか、いわゆる「曲ファン」だった時代が思いのほか長かったせいか、どちらにしても、無意識のうちにこんなにもセブチの曲がそばにあって、求めていて、今日ここまで来たんだなと思った。この話はまた別でアップできたらいいなと思う。

そしてその後、日常をこなしながらさらに多くのコンテンツを見て、配信や投稿をチェックし、センイルを祝い、昨日ようやく紅白まで見納め、多幸感に包まれているところだ。ここまで自分で書いてみて、最近の生活が我ながら完全にカラットである。前回の投稿を作成した時、数ヶ月後の大晦日、手に汗握ってけん玉チャレンジを見守ることになるなんて誰が想像しただろうか。

元来、推し活は辛い時にやってくると聞いてはいたが、自分の人生の中で、本当に辛い状況の時に彼らに会えたことが、何か決まっていたことのようでもあり、彼らから歩み寄ってきてくれたようでもあり、のちに一番の推しとなるジョシュアとリンクするきっかけになったような気もする。

わたしはいつも前置きが長いのだ。とはいえ、メンバーの第一印象を忘れた訳ではない。その証拠に、私はスンチョルさん(エスクプス)が最年長だなんて未だに信じられない。初めてしっかりパフォーマンス映像を見た時(数年前のCDTVでのrock with you)、この人が一番マンネ(最年少)かなと思った人が他でもなくスンチョルさんだからだ。そして、とあるメンバーのことを絶対に怖い人だと思い、また別のメンバーのことを今と全く別のイメージで認識していた。

それでもいくらか鮮明なうちに、後編で必ず触れようと思う。




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