中村にょせん

東洋初のノーベル文学賞受賞者タゴールも学んだ壺月遠州流 宗家三世中村如光の長男として横…

中村にょせん

東洋初のノーベル文学賞受賞者タゴールも学んだ壺月遠州流 宗家三世中村如光の長男として横浜に生れる。2005年如光遷化。宗家四世を継承。もののふの所作を髣髴とさせる古式ゆかしき茶道を現代に伝えている。

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茶禅一味私見

当流においては、 お点前が一通りできるようになったら、 本来の修行のスタートと言えます。 お点前の「型」を反復稽古をして身体に刷り込んでいきます。 何度も咀嚼して味わうように、 お点前の妙味を味わうように。 そして門人各々が藝、技を磨いていってもらいたいと願います。 当流の理念は、 「茶禅一味」  です。 その意味は茶道と禅は同じである。 修行していくと同じ境涯に行き着くという意味です。 当流の門人は、数ある流派の中でせっかく当流を選んで入門してくれたのだから「

    • 中村家御先祖についての一考察

      中村家は、「近江屋」を屋号にした津軽藩の御用商人だった。文政年間(1818~30)の津軽長者番付(尾崎竹四郎著「新釈青森縣史 資料編」)では前頭筆頭に載った名家である。 中村のもとの氏は、福原であり中世の頃は近畿地方(近江国(滋賀県)琵琶湖(竹生島?)の辺り)を拠点にした武将(城主)だったと伝えられている。 一説では戦に負け津軽家に呼ばれて津軽地方へ来たとも伝えられている(圓明寺の下間節子さん談 何故どういう経緯で呼ばれたかは不明) 津軽地方まで逃れて家名を中村にしたと、

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