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“冒険の書”2023 7年目に思うこと

先にこちらのまとめをシェアしておく。
 私のテキストをお読みいただいている方の半分以上は感じておられると思うのだが一般的に私は「イタい中年」であると思う。先のTwitterまとめはその一端として顕れている。そして今回はかなりイタい記事になる。

まとめを読むのを面倒な人のためにざっと説明をする。

 2017年。私はメンタルも身体は常に「よくわからんけどなんだか不調」だった。いつもだるいし疲れている。そこはかとない不安がじんわりと抱きついてくる。しんどい。なんなら明日死んでしまいたい。ずっとこのままの不快感を抱えて歳をとるのかと絶望していた。
 あまりにしんどくて1年間をかけて、#余命1年設定生活 と言う思考実験をした。



話を戻す。

2016年にこの本を読んだ。
 内容は、日常生活を「クエスト化」して、冒険をする勇者の如くタスクや苦手なことをモンスターに見立てて倒していこうではないか、と言ったことが書かれている。

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「quest」の基本的な意味 

(weblio辞書より)

「quest」は探し求めることを意味する英語表現で、名詞動詞働きを持つ。名詞の意味は、探求探求者探査追求冒険、(中世騎士の)遠征、である。動詞の意味は、探し求める追い求める探求する獲物追跡する冒険の旅に出る、である。
変化形について、名詞では複数形をquestsと表す。動詞では、現在分詞をquesting、過去形をquested、過去分詞をquested、三人称単数現在をquestsと表す。

「quest」の語源

「quest」は、ラテン語で「探し求める」「探求する」を意味する「quaerere」を語源としている


紙書籍は現在は廃刊になっているようだが電子書籍は現在でも買えるようだ。



ちょうど 2017年のお正月ごろに「冒険の書」作り始めた。


 作者が書籍で勧めているように、自分にとっての「敵」を書き出し、キャラクターとしての性格を作り上げた。 
それに加えて敵と戦うための「戦闘のアイテム」と「パワーアップアイテム」の絵を描いた。

冒険の書に見えるような革カバーも買ってみた。


敵(ヴィランズ)は10種類くらい考えた。
これらの敵と私は戦う。


「は〜、こんなのやっても無駄」とか「あ〜あの時あれをやればよかった」とヴィランズが言い出す時、私はそれぞれの戦闘アイテムで彼らを捩じ伏せる。時に敗北もする。
でも「私は今、クエストの途中なのだ」と思うと、戦うことが嫌じゃなくなった。


これまでもイタい中年だとは自覚していたけれど、読み返すと我ながらイタい。

しかしだ。

 冒険の書を作って数年、自分が思っていた以上に強く、スタミナがあり、突発的なことがあってもそれなりには戦えるのだと知った。
 コロナが流行り始めた時は、先にパンデミックの歴史の本を読んだ。知らないと言うことは恐怖と直結し心を不安にするだろうと想定して収束までの行動計画を立てた。

父が倒れて、実家の引っ越しを手伝ったりしたけれど集中して片付けもできた。これに関しては自分を褒めていい。


 冒険の書システムの延長で実現できたことはいくつもある。恐怖と不安は興奮と高揚に切り替えれば色々なことが実現できる気がしている。



敵は外側にいるのではない。常に自分の中にいるのだ。

これが分かっただけで冒険の書を作った甲斐があった。
 今は少しずつ自分の中の敵を飼い慣らし共存しつつある。

2024-25は、人生でもおそらく最も手強い「冒険」が予定されている。多分、信じられないような忙しい年になる。

この1年で遭遇するであろう敵は少なくないだろう。
でも大丈夫、私は戦える。




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