オンラインコンテストの話

にょろっぴぃです。今年もよろしくお願いします。
1月に入り、競技パズルがオンシーズンとなり、各種大会が続々と開催されています。本記事では、定期的に開催されている大会について、簡単に紹介します。

そもそもオンラインコンテストとは何かについては、後述するpre-PGP、およびbp_conの主催でもある白岡市民氏のブログである、市民のための競技パズル入門https://citizen-puzzle.hatenablog.com/)を参照ください。また、同サイトにはパズルカレンダーが載っており、具体的な大会のスケジュールを確認することができます。

Beginners Puzzle Contest(bp_con) 

・難易度:初級
・時間:30分6問
・公式サイト https://twitter.com/bp_con
2020年末から始まった初心者向けコンテストです。
海外の大会でよく出題される35種類のパズルから6問が出題されます(35種類については第1回のインストラクションを参照ください)。出題される問題の難易度はパズルスクエアの★2程度が多いです。

Pre-PGP

・難易度:初級~中級
・時間:60分、15~20問程度
・公式サイト https://twitter.com/Pre_PGP
後述するPGPの出題種を元にした、初級~中級向けのコンテストです。パズル種は大体同じですが、問題が大幅に易しくなっている上、ルールが複雑な問題は一部除かれています。おおむね月1回の頻度で、PGPの開催後に開催される予定です。


Puzzle Ramayan(PR)

・難易度:中級が多い
・時間:90分、20問程度
・公式サイト https://logicmastersindia.com/home/
インドのオンラインコンテストサイトで概ね月1回程度、定期的に開催される大会で、2021年は年8回開催。ラーマーヤナはインドの古代叙事詩です。塗る系、数字埋め系など、ジャンルごとに開催されることが多いのが特徴です。出題は定番系とその変種の出題が多めです。
難易度にやや幅があり、トップが30分で解ける程度の難易度から、60分で解ける程度の難易度までありますが、低配点の問題も多いため、初級でも楽しめると思います。得意ジャンルだけ参加するのもおすすめです。


Puzzle Grand Prix(PGP)

・難易度:中級~上級
・時間:90分、20問程度
・公式サイト https://gp.worldpuzzle.org/
上記のPre-PGPの元になった大会で、概ね月1回の頻度で、年8回開催されます。各回ごとに異なる国が出題を担当することもあり、回によって出題傾向が大きく変わります。
上位数人が全答出来る程度に難易度が設定されるため、難易度は高いのですが、一方で、問題数が多いこともあり、単問での超難問は出題されません。そのため、出題されるパズルはパズルスクエアでの★3~4程度が多いです。


ヤジリン早解き大会

・難易度:初級~上級
・時間:120分、1問
・公式サイト https://aoiatuage.com/archives/1319
青い厚揚げ氏が定期的に開催しているヤジリンの単問コンテストで、原則として毎月14日に①が、28日に②が開催されます。①は初級~中級程度ですが、②は大体は超難問です。単問単種なこともあり、特に②は上記の各種コンテストとは毛色が異なる大会です。

Sudoku Mahabharat(SM)

・難易度:中級~上級
・時間:90分、18問程度
・公式サイト https://logicmastersindia.com/home/
上記Puzzle Ramayanの数独版で、同じく概ね月1回程度、2021年は8回開催されます。マハーバーラタはラーマーヤナと並ぶインドの2大叙事詩です。
通常はClassic4問、5種類の変種が各1問ずつ、それぞれに6×6と9×9が出題され、合計18問が出題されます。6×6は易しめなのですが、その分特に変種の9×9は難しめの問題が多く、また、6×6でも時々難問が出題されるため、PRに比べると初心者は若干とっつきにくいかもしれません。


Sudoku Grand Prix(SGP)

・難易度:中級~上級
・時間:90分、13~15問程度
・公式サイト https://gp.worldpuzzle.org/
上記のPGPの数独版で、PGPと同様に概ね月1回の頻度で、年8回開催されます。各回ごとに異なる国が出題を担当しますが、PGPに比べると大会毎の内容の差は少ないです。
Classicが5~6問程度、変種が7~10問程度出題され、上位10~20人ぐらいが全答出来る程度に難易度が設定されます。PGPに比べると問題数が少ないため、問題が難しめで、特に変種は難問も出題されます。逆に、Classicは難問の出題は少なく、いわゆる「予約」ぐらいまでの問題が大半です。なお、上記のPGP、PR、SMと開催週が被らないようになっており、この4種類に全て参加すると毎週末に1回ずつ、大会に参加するスケジュールになります。


その他

その他、不定期で開催されるものとしては、twitterで開催されるヤジリン、ニコリ系などの単種大会、パズルボスラッシュ、及び上記Logic Masters Indiaで不定期に開催される大会などがあります。難易度も初級向けから上級向けまであります。
また、年1回で定期的に開催されるものとして、日本パズル連盟で開催される代表選抜(去年は世界大会中止によりジャパンオープンに改名)など、各国の代表選抜大会があります。


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