7638パズル本の話

突然ですが、年末に開催される冬コミに向けて、7638パズル本を作ることになりました。

大体の流れはこんな感じ。

・謎解き界隈で色んな団体が活動しているのを見て、パズル界隈でももっと色んな団体の活動があればと思ってた。謎解きの場合は出来るものは公演だけど、パズルの場合は出来るものは第一にはパズル。それだったらパズル本とか、もっと軽くて小冊子とか、色んな冊子が出来たら良いなみたいに思っていた。そんなきっかけで、同人誌出版に興味を持つようになる。
・同人誌出版自体は2年前に1度やっていて「はじめてのトケタ?2017」という本を出している。これは「トケタ」の名を借りているけど、ほぼ個人作成。この本自体は同人誌を出したいというよりは、易しめのトケタのような本を作りたい、という動機で作った本で、その後、トケタ公式として「6.1」や「ブロックメイズ本」といった別冊を作るきっかけとなった。
・一方で、「はじめてのトケタ?2017」や「トケタ6.1」を作って思ったのは、1人で本を出すとなると、やらないといけないことが結構多いということだった(「6.1」は何人かで作っているのだが、問題の半分ぐらいと編集を担当していた)。これらの本は問題が易しいので作るのには時間がかからないのだが、それでも問題のデータ化や編集にまとまった時間が必要だった。多少ノウハウは付いたとはいえ、基本的には複数人で作らないと制作は難しいな、と思うようになる。

・11月上旬、トケタ?制作委員会が冬コミ当選。とりあえず、冬コミ3日目への参加が決まったので、具体的なアイデアを考えるようになる。

・同じく11月上旬(3日~9日)、SUPER7638WEEKなるイベントが行われた。「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場する成宮由愛(なるみやゆめ)というキャラクターの誕生日が11月3日なことにちなみ、彼女の熱狂的なファン(P)であるふーなんとかさん氏(が企画したもので、名前のごろ合わせである「7638」を使ったパズルを皆で作ろうという企画だった。すると、僕自身を含め、原作について全く知らないパズラーが多数企画に参加し、1週間でなんと100問近くのパズルが集まった

・その上で、パズル会議があった昨日の夜に、本を何か作るなら7638パズル本が面白いかなと思ってツイートをしたところ、反応がそこそこあったのと、総監督であるふーなんとかさん氏・問題収集と解きチェックをしていたエクトぷらずま氏の両氏も参加できるとのことだったので、7638パズル本を作ることが決まった(決めた)。
 今一番作りたい本が7638パズル本って思ったのは、その場のノリだったりするんだけど、上記企画での盛り上がり方がとにかく面白かったのと、必ずしもパズラーではないPにもパズルが広まるかもと思ったのが大きい。

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前置きが少し長くなったけど、ここからは具体的な内容について。
といっても、既に問題は揃っているので、いくらか追加するにしても、パズル作成がメインではなく、既にある問題をどう編集するかという点がメインになってくる。少なくとも今後必要な作業と、何となく考えているイメージはこんな感じ。

・メンバー
ふーなんとかさん、にょろっぴぃ、エクトぷらずま、広瀬あつみの4人までは確定。今後増える可能性あり。

・表紙
パズル本なのか、成宮由愛本なのか、特に後者だと普通のパズル本とは大分変わってくると思うし、協力して下さる絵師さんが必要かもしれない。広瀬さんがアイデアを持っているみたいなので聞いてみよう。

・文章(ごあいさつその他)
パズル面は僕だろうけど、原作、7638WEEK、その他溢れる愛など、基本的にはふーなんとかさん担当だと思う。

・パズル
企画前にあったパズルも合わせると、すでに問題が130問ほどあり、ジャンルも50種類ぐらいある。ただ貼るだけなら難しくないけど、ルール文を加えるとなると、ルール管理がなかなか大変そうなのと、さらに例題も付けるとなるとこの部分の手間がかなり大きい。そもそも、130問をそのまま載せるとなると、それなりに分厚い本になってしまいそうなので、分量的にもどうなのかという問題がある。問題数とジャンルをいくらか絞った方が現実的ではあるが、熱量が下がってしまうのが難しいところ。
幸い、再編集の際、足りない部分を作る人には困らないし、むしろ作りたいという人がいるかもしれない(笑)

・権利関係
作者が40人ぐらいいるので、掲載許可を各自に取る必要があるのと、ニコリ系が多数含まれているので、名称の問題が出たりもする。個人的には後者はあまり気にしないで良いのでは派だが、商標はどうしようかなと思う。

・チェック
既に出題済みの問題については、検証はあまりいらないと思う。難易度付けは必要だけど、トケタほど厳密でなくて良いので、パズスクなどで取られている5段階評価で足りるのではと思う。

・作図
種類がとにかく多いのと、現在のデータは各作者が作ったもので統一されていないので、統一フォーマットがあることが望ましい。とはいえ、同じ種類のパズルで揃っていればとりあえずはOKかなと思う。

・編集
パズル、ルール、(例題)、答えなどの配置。前置きにも書いた通り、作図と編集の作業量が多く、分業が望ましい。広瀬さんに参加いただけたのはここら辺はとても心強い…

だいたいこんな感じでしょうか。
広瀬さんのキャパにもよるけど、僕は主には全体の進行管理と印刷回りをやって、エクト氏メインの解きチェックを手伝う感じになるのかなと思っています。状況やメンバー次第で内容は変わっていくかと思います。

それでは、年末にお会いしましょう。


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