おつかいキライ

息子、不登校から思いがけず幼児退行。はっきりとではないが、ベタベタする。夫が言う。「もう五年生やろ」

わたしだ。わたしも母に、歳の割に幼いとずっと言われて育った。あかんと思ってたんやなぁ。でもお母さん大好きやし。妹に譲ってきた、幼いわたしなりに。例えば怖いこと怖いって言わず、お遣い行くこと。

わたしの住んでいた団地は市街地やったけどコープみたいなトラックが来て、日用品を売っていた。

妹が赤ちゃんやから4歳?くらいのわたしが行かされる。牛乳買うてきて。内気なわたしは辛かったんだなぁ、抑え込みすぎて今でもよくわからない。声かけないと行ってしまうトラックの店。まわりのおばちゃん達に負けへんように牛乳ちょうだい言わなあかん。もちろんその頃は並んだりなんてない早いもん勝ち。
友達と楽しく遊んでてもトラック来たら買いに行かなあかん。一回すっぽかしたら怒られた。ああわたし悪い子や。

だからあの有名なおつかいさせる番組キライ。心がざわざわして悲しくなるから。

だから今でも子供らは隣のスーパーにお遣い行って、も嫌がるし、これはたぶんわたしの投影で、小学校高学年や中学にもなったらめんどくさいだけなんだろうけどもう一声お願いできず諦めてしまう。無意識に、同じ思いさせたくないって思ってしまう。

今までも子供達はベタベタしたがっていたけど、わたしが無理だった。ずっとこれを抱えてたからだな。

いいよいいよ。しっかりくっつこう。甘えん坊は小さい頃頑張った子。大人も子供も今から取り返したらいい。

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