『チェリまほTHE MOVIE』は"私"に向けられた話だった。
思えば、もう長いこと
「好きな人と結婚して、子供を産んで、
その人と死ぬまで寄り添うことこそが幸せ」
という"呪縛"のようなものに
ずっと囚われて生きてきた気がする。
『チェリまほTHE MOVIE』は、
そんな社会が敷いた「幸せのレール」からはみだしてしまったと思っていたシングルマザーの私が
一番聞きたかった言葉をかけて優しく抱きしめてくれたし
同時に、強く背中を押してくれるような作品だった。
まず、劇場に足を運ぶ前は「何食べ」のような
2人の日常や些細ないざこざ