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雑多なメモ:「誰でもヘミシンク」

「ヘミシンクを聞くと体外離脱できる」という人たちの世界観が夢日記を書いて精神世界を探求している人間として興味深くなったので、本を読んで勉強してみた。「魂の体外旅行: 体外離脱の科学」という本を読んだが、正直体系的な世界観や体外離脱の記録ではなかったので代わりに「誰でもヘミシンク」という本を読んだ。

私は無神論者なので、正直にいうとヘミシンクやその手のオカルト本で紹介されている内容も、自分が見ている夢も全て幻覚だと思っている。それでもこういう精神世界を探求したくなるのは、「なぜそこに何もないのではなく、何かがあるのか?」という、科学的反証性や統計的仮設検定では証明も反証もできないような存在論的な神秘があるからと考えている。
同じ理由で、フロイトやユング・スタニスラフ=グロフの科学的反証性がない時代の心理学もある種の考察に値する神秘だと思っている。

まるの日圭さんは普通のサラリーマン。ケーキを制作する料理人として生計を立てている。妻がモンローのファンだったこと、また普段から「地上で生きている人間の存在意義とは何か?」について思い悩むことがあった。

ヘミシンクの中でも、「フォーカス10」について100回以上聞いていたが体外離脱は起こらなかった。そこで精神世界に関する知識を深めるため、妻のオカルト本を読み始めた。最初のうちは、「道や山の上を飛ぶようなイメージ」がぼんやり浮かぶだけだった。

初めての神秘体験は、Gateway ExperienceのWave3を聴いていた時(どんな内容か、後で確認する)。体が持ち上がった感覚がし、目の前に黒い空間が広がった。その中に光の点が浮かんでいた。

まるのさんフォーカス15で体験した神秘体験:
・漏斗状の真ん中にクリスタルがはまった、宇宙ステーションが見えた。自分の脇にいわゆる「ガイド」のような物がいたが、詳しいことは覚えていない。
・目の前に寒天状のプニプニしたものが広がった。それが青っぽく光ったり、花が咲いたりした。
・夜眠る前に目を瞑ると6角形・8角形のパターンが見えた。これはおそらく入眠時心像だろう。ヘミシンクファンの皆さんはこれを「I / There(アイゼア)」、自分の前世と来世の分身のビジョンと解釈するらしい。私は薄暗いノイズみたいなつまらない入眠時心像以外はは見えたことがない。
・「ガイド」に「前世を見せてほしい」と頼むとベネチア風の街並みへ行き、1軒の家に入った。家の窓から外の広間を覗くと、色々な職業の格好をした銅像が並んでいた。これを自分の前世の姿と判断した。
・「無時間」の感覚。ひたすら薄暗い空間の中で何時間も留まっていると、実際には10分しか時間が進んでいなかった。

最初はこのような意味不明な神秘体験が多く、戸惑ったらしい。ブログの記録に残す習慣をつけたところ、フォーカス12・15で有用な体験をできるようになったらしい。今の私の「変な夢」もこういう段階かもしれない。

・飽きたら先に進む
・必ず記録を取る

精神世界の体験を深めて記録をつけ続けていると、「心が開く」という感覚がするらしい。まるのさんはこれを「ハートのチャクラが開いた」と表現している。
「心が開く」には一ヶ月くらい精神を深める活動をする必要がある。ある日仕事中にメッセージが頭の中に聞こえ、感動が内部から湧き上がるという感覚を体験したらしい。そのような体験を本気で目指しているなら、まずは難題に挑み自分自身で真剣に悩むという人格が試される経験が必要ということだろう。
「心が開く」体験をした後、フォーカス12のCDを聞いていたら二人の宇宙人と会った(という幻覚か明晰夢を見た)らしい。またフォーカス21を聞いている時に「ジーラ」という名前のガイドが現れるようになった。
ヘミシンクの「フォーカス」が良くわかっていなかったが、ヘミシンクのCDの音声に対応する体験?のようなカテゴリーなのだろう。

「死後体験4」という本に「フォーカス21には22~26をバイパスして27に行ける直通路がある」という話が載っていた。「フォーカス」とはどうやら時空間のような広がりのあるイメージのところらしい。

まるのさんの体験では、ジーナに「フォーカス27に連れてって」と言って赤い丘の上にあるクリスタルでできたエレベーターに乗ったらしい。気がつくと車を運転して森の中を走っていた(ジーラとサオリが添乗していた)らしい。次の日にフォーカス27に行く時には金色の豪華な通路を使ったそうだ。

本を読み進めていたら「事故死・自殺してしまった人を助けに行く」という…なんというかぶっ飛んでる話が出てきた。ここは個人的に嫌いなのでカット。

フォーカス21を探究(要するに明晰夢のようなものを見ている)とターミネーターのT1000のような「虹色人」が現れた。虹色人と一緒に水晶にエネルギーを充電すると、その水晶の中に入ってフォーカス42に行くことができた。フォーカス42は「スターウォーズ」のクラウドシティーに似ていたらしい。虹色人は「自分のイメージを固定してほしい」と言ったので、「聖闘士星矢」のゴールドクロスのような姿に”した”。虹色人はE-ran(エラン)と名乗った。

メタミュージック - ヘミシンクCDの1つ。ヒーリング系の音楽が入っている
タッチンググレース - ヘミシンクCDの1つ。深い瞑想用のもの

本を読み進めていたら「フォーカス〇〇で現実世界の人間とミーティングをする」というさらにぶっ飛んでる話が出てきた。ここも個人的に「いくら何でも」…と思ったのでカット。

ヘミシンクを理解したいとなったら、この4つを明確にイメージできるようにする。

・エネルギー変換ボックス
・レゾナントチューニング
・リボール
・アファーメーション

「フォーカス」について

ヘミシンクについて解説しているサイトを見てみたら、フォーカスについて解説しているサイトがあったので参考になった。

「フォーカス」とはこういう意味らしい

個人的には幻覚の範疇でなら「地球や星・宇宙と一体化する」という体験をすることも十分あり得ると思っている。以前パプアニューギニアの高山に行った友人が「雄大な山と自然、静かな夜を前にして日本では得られない素晴らしい満足感と一体感を感じた」と言っていたので、そのような体験が強い暗示をかけてる間や浅い睡眠をしている間に体験できることもあるのだろう。


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