悩みたい生き物

週末、会う予定になっていた友人にテキストをしたら

「今週会社で大規模なリストラがあって精神がまいっていたことに加えて、金曜日の夜に母親が亡くなった」

という返事がきた。

幸い彼女は今回のリストラの対象にはならなかったのだけど、大幅な仕事量増加は避けられない上に、今すぐ香港に飛んで帰って家族に会いたいのに、更新手続き中のグリーンカードがまだ手元に届いておらず、アメリカ国外に出国できないと言う。

こんな時、家族と遠く離れて暮らしているのは、本当に辛い。

家族も健在で、のらりくらりと仕事をさせてもらっている私の現状は、本当に幸運だ。

そうわかっているのに、取るに足らないことで、グチグチと悩んでは、大げさに憂いてみるというこの習性には、我ながらうんざりしてしまう。

人間の脳には一日に何億という思考が行き交うらしいけれど、どの思考を定着させるか、という意思決定のコントロールは自らが持っているのだ。

貴重な人生の時間を使って、しょうもないことを考えてメソメソするなんて、正気とは思えない。

『Eat Pray Love』のように、インドまで行って瞑想をしたら、エゴから解放されるのだろうか。

いやいや、そんなはずはない。要はマインドの問題なのだ。どこに居ても変わらないものは変わらないし、変われるものは変われる。

ああ、一体どうしたら....

果てしなく悩みたがる生き物

それは生理一日目の私である。

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