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もっと勉強しておけば良かったのか

大学中退後、私は自分で図書館などの学術書を読んだり、または資格試験の対策などをしたり、大学入試や高校入試の過去問題集をいくつか解いたりしていたが、いずれにしてもある程度、歳をいっていた。つまりは20代も後半にさしかかる時期であった。大学に行けなかったのを埋め合わせる為に図書館の学術書をひたすら読むのは悪いことではなかったと思うし、資格試験の勉強もたいしたレベルの資格は習得していないが、ある程度は実を結んだ形にはなったのではないだろうか。ただ、それらの「勉強」はすべて、大人になってからだったのである。だから、勉強しながらもこれらの勉強を中学生、高校生くらいからでもしておけば人生違った方面を向いたかもしれないと考えていたことがあった。確かに、図書館の学術書を読み解いたりするのは楽しかった。知的好奇心がもっと早い段階で発達してくれたら良かったのにと思ったこともあったし、そうすれば誤った道や精神科疾患にもならなくて済んだようにすら感じた。今、大人になってから子供時代にもっと勉強しとけば良かったと感じる大人も多いのではないだろうか、確かに子供時代から勉強しておくことは大人になってからの可能性を広げることにつながるだろう、私もまた、子供のころからちゃんと勉強しておけば良かったと感じる1人なのかも知れない。勉強しないと大人になったら後悔するとは言い切れない、しかし、知的好奇心があるならそれを大事にして生きるのは必要なことだとは思う。大人になってから勉強の良さがわかる私にはそう思えるのであった。

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