さいごはこれだわさ
タイトル、回文になってませんからね。念のため。
やろうとしてやめました。デキネ。
さて、前々回のnoteに引き続き、今回もくまさん登場の話です。
そんなに度々くまさんを出したら落語の話みたいですが、
落語じゃありません、最後の晩餐の話です。
なんだ、西洋美術の話ですか、とお思いでしょうが、
ダヴィンチの話ではなくて、くまさんの話です。
堂々巡りでややこしやーですが、狂言の話でもありません。
しつこいですね。ごめんなさい。
でもだから、くまさんの話です、って。
僕は初からくまさんの話だって言ってましたよ。
くま さんが今「さいごに何食べたい?」を募集しています。
note内で私設企画をされているのです。
発信されたのは12月12日ですが、
決してそこから今日まで無視していたわけではありません。
「はて、さいごにと言われても、なんじゃろか?」
と考えあぐねておりました。
実はダイエットを始めて2ヶ月くらいが経ちます。
最初はツマに便乗して僕も食事のコントロールなどを始めたのですが、
段々と楽しくなって、いまは9キロほど痩せたところです。
以前はカツという食べ物全般が大好きで、
ちょっと変わっていたかもしれないのはソースレスで食べていたことで、
つまりは衣の味が好きだったのかもしれませんが、
そんなカツもダイエットを始めてしばらくしたらあまり恋しくなくなり、
あと、パスタという食べ物も好きでしたが、
これまたソース少なめでも構わないほど麺そのものの味が好きで、
パスタ単体でも食べられるほどだったのですが、
こちらも月に一度食べるか食べないかというほどになりました。
米は今もお昼にはおにぎりを食べたりしますが、
夜は、よほどお腹が空いていない限りは食べません。
レパートリーから揚げ物が減り、麺が減り、米が減ってみて残ったものとは。
まず、お昼にはパンが残りました。
パンって結構なカロリーなんですけど、これは無くせませんでした。
悩んでもパンを手に取ったほど、パンは好きなものだったんだと再認識しました。
ただ、文章を遡っていただければわかるように、僕はソースレスでいいんです。
ガッツリ味の惣菜パンや、クリームたっぷりの甘パンじゃなくて大丈夫なんです。
単一の小麦味をモサモサと口の水分を取られながら食べることに幸せを感じます。
そして夜は、温野菜と豆腐と魚が残りました。
強調したいのは、決してがまんしているのではなく、
考えたり見つめ直してみて、安心して食べていたいものが残った、という点です。
もやし2袋を蒸してポン酢でモリモリモリモリ食べたり、
ほうれん草を2袋たっぷりとお浸しにして釜揚げしらすとちょいマヨで食べたり、
刺身マグロを柵で買ってきて、塩漬けにして食べたり。
野菜たっぷりの味噌汁も絶品すぎて欠かせません。味噌汁大大大好き。
ちょっとだけ脱線しますが、上記の 塩漬けマグロ刺 は超おすすめの食べ方です。
メバチやキハダなど、赤身で比較的お安めのマグロの方がむしろ適しています。
マグロを柵で買って、柵のまま六面すべてに塩をたっぷり塗って置いておきます。
乾燥や鮮度が気になる方はバットに置いてラップして冷蔵庫に入れてもOKです。
30分ほどしたところで、表面の塩とドリップを全て水で洗い流します。
蛇口から出る水道水を直接マグロにかけて、しっかり洗っちゃって大丈夫です。
キッチンペーパーで水気を拭き取ったら、刺身のように切り分けて召し上がれ♪
但し醤油は絶対につけないこと!つけていいのはわさびだけ。
程良い塩味をまとって脱水されたねっとり食感をぴりっとわさびが引き立てます。
話を元に戻し、めぐりめぐって真打登場、“さいごに食べるもの” です。
こんな風に煩悩を削ぎ落としている状況下でもやっぱり食べたいと思えたもの。
それならくまさんやダヴィンチ先生の趣旨にも沿えているはず。
今日の晩に、厚切りの甘塩鮭を焼いて食べたんです。
すぐに「さいごはこれだ…」と思いました。
薄くてパサパサして塩辛いやつじゃなく、ましてやサーモンなどでもなく、
しっとりふっくらして皮まで甘みと香ばしさでご馳走になる甘塩仕立ての焼鮭。
「この鮭に芋焼酎のソーダ割でもあればもう満足だな」
脳内会議も満場一致の納得度だったので、こうしてnoteが書けました。
僕がさいごに食べたいは、厚切りの甘塩焼鮭 です。
めでたしめでたしというわけで、
これを読んでくださったあなたは「さいごに何食べたい?」
「#さいごに何食べたい」をつけて、1/9までに投稿されたし!チェキらー