【中華キット】マーベル、美少女プラモデルに参入!?御模道「ブラックウィドウ」
KADOKAWAが美少女プラモデルに参入するということで騒然となっていますが、その一方であのマーベルだって負けてはいません。アイアンマンのキットを売っている中華メーカーの御模道と組んで、満を持しての美少女プラモデルへの参戦です。
「え!?お堅いディズニーが美プラなんて許可するのか!?これ中華メーカーが無許可で出したやつじゃないの!?」と思うかもしれませんが、ちゃんと版権許諾の下りた正規ライセンス品となります。
……アメコミ関係キットといえば、バンダイのバットモービルのスケールモデルやフィギュアライズのバットマン、コトブキヤのFAGワンダーウーマンといったものが見受けられますが、題材が題材だけにどうも定着しづらい印象。
中華においては現在キャットウーマンやフラッシュのキットも開発されているなどまだまだ発展途上なモチーフですが、今後の発展を祈って購入しました。
なお、日本では流通していないため海外ストアで購入したものを輸入しています。
デカールや塗装を施さない素組でこうなります。
肩アーマーなど細かい部分に赤が入りますが、そこはデカールで補うよう指示がありました。が、デカールよりはシタデルカラーなどで塗ってあげてもいいかもしれません。
サイズはメガミデバイスや30MSよりもFAGに近いものとなっています。
材質はオールABSのポリキャップレスキットなので塗装には注意が必要ですが、パーツレベルで細かく色分けしているのは中華キットならでは。
さらにゴールド部分はエクストラフィニッシュとなっています。
デザインはMCU「エンドゲーム」のものをベースに美プラ的アレンジを加えています。つまりはスカヨハの美プラ化です。
髪型は同じランナーが色違いで2種類用意。髪型違いも2種類あるため、合計4パターンの選択式ですが、ヘッド基部は2組しか入っていないので実際に作れるのは2パターンです。
馴染み深いレッドブラウンのものと、インフィニティー・ウォー時の髪色を再現したものの2種類を別々の髪型で選択してみました。
美少女プラモデルといえばどうしても胴体や脚に合わせ目が出てしまうという宿命がありますが、なんとこのキットは色分けされたパーツを幾重にも貼り合わせていくことで合わせ目問題を解決しています。モールドの多いスーツならではの工夫ですね。
可動は胸上にアレイ型ボールジョイントがあることと腰部分が一体成形なこと、首が1パーツ構成なこと以外はスタンダードな美プラの性能に近いです。
装飾品が少ないシンプルなフォルムでパーツ干渉は少なめですが、全体的に関節が硬めなので調整してあげるとポージングがしやすいかも。
表情パーツは5種付属。頭部基部パーツで差し替えるのですが、そのままだと非常に交換しづらいので、差し替えて遊びたい場合は加工が必要。
これとは別にのっぺらフェイスが5種入っています。付属のデカールを貼るのもいいですが、市販の瞳デカールなどでイメージチェンジなんかもできてありがたい。
武器として投げ縄、ロングライフル、ブレードガン2丁、ハンドガン、バトン2本が付属。
やはりブラックウィドウといえば、バトンの印象が強いでしょうか。
バトンは背中にマウントしたパーツを使用し、エフェクトパーツを取り付けることができたり合体も可能だったりします。
投げ縄はリストレットのクリアパーツを取り外して装着しますが、このクリアパーツが非常に細かいため紛失には要注意です。
ディスプレイ用のスタンドベースも付属。御模道の他の美プラと同じような構造になっています。
背中のジョイントカバーを外すと出てくる3mm軸穴を接続するかたちになります。
サイズ的にマーベルレジェンドがいい感じに合うので、MLのホークアイと並べてみました。こうして並べると全然画風が違いますね。
映画でも関係性が深い2人で共闘シーンを再現。
実写と並べると違和感がありますが、スパイダーバース系や原作コミックのMLと並べるとちょっとだけ違和感を軽減できるかも?
最新キットということもあり、比較的手軽に作れて遊びごたえもある一箱に仕上がっているブラックウィドウ。
コスチュームはエンドゲームのものをベースにしていますが、白く塗装して「ブラックウィドウ」のスノースーツを再現するのも面白そうです。
国内流通していないため、購入にはやや手間がかかりますが、ちょっと変わったアプローチの美プラが欲しい人やマーベルファンには是非組んでいただきたいキットです。
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