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ことば の ひびき

「うどん」
この3文字をみただけで、口の中がうどんを求め始める。

シンプルな曲線で描かれた「う」に
勢いを感じる「ど」
最後を飾るにふさわしい「ん」

「う・ど・ん」

声に出してみるとなんとも心地よい。

「うどん、うどん、うっどん、どん!」


「う〜」と言う口はもうすでにうどんをすすっているかのようだ。
そして、出汁を飲み終わった後のゴックンした感じはまさに「ん」である。
こんなにピッタンコカンカンな名前をつけた昔の人を褒め称えたい。

グーグル先生によると本来の「うどん」の由来は中国の「饂飩(フゥンドゥン)」が変化したものという。(諸説あり)



蔵前あたりのお店 /「ど」がお店名に入ると美味しそうに感じるのは私だけでしょうか、、


私たちは色彩に印象を持つように、
言葉の響きに対しても何らかしらのイメージを感じている。


ブランド名、店舗名、商品名、コンセプト……
これらの言葉を考えるとき
私は言葉の意味と、音の響きを大事にしてます。


そして時折参考にしているのが
「やまと言葉 50音辞典」という本。
一語ずつ音が意味する世界を解説してくれています。



うみ、やま、かわ、
昔から呼ばれている名前は、それ相当の意味がある。
そして、自分の名前にも。


まずは、一語が持つイメージを感じてみるところから
言葉を楽しんでもらえたらいいな。




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