チャイ用スパイスの本格レシピ【材料たったの4つ&生姜なしでも有名インド宮廷料理店のチャイになる!】
ミルクティーが美味しい季節ですね。
私は今のような寒い季節にこそスパイスを入れたマサラチャイを飲むことが多いです。
スパイスチャイのスパイスレシピ
粒コショウを砕いて入れてピリピリにするのとか、クミンシードでエスニック感を足すのにも嵌りました。
いろいろなインド料理店で気に入ったチャイを飲むたびに試行錯誤しているうちにたどり着いたマイレシピはこちら。
千葉市花見川の行列ができる名店シタァールのマサラチャイと
銀座のデリーのマサラチャイが大好きで、
両方のチャイマサラを買って帰ってレストランの感動とチャイミックスの成分表示も参考になんどもなんども試作を重ねて作った自信作です。
ちょつと珍しいのはシタァールに習い『ローリエ』が入っているところ。日本の一般的なイメージでは、ローリエは西洋煮込み料理にいれるものであり、チャイミックスのイメージではありませんが、実は本格チャイにはローリエ、またはベイリーフを入れるレシピが時々あるようです。
カルダモンも多め。カルダモンも清涼感やフレッシュ感を強調します。そして個人的に大好きなクローブも多めで、スパイシー感を出しました。(たぶんシナモンをもう少し増やすとシタァールマサラチャイそのものっぽくなるはず)
このレシピのいいところはなんと、
★たったの4種類のスーパーに売ってるスパイスでおおーーって感じのノーブルなチャイマサラが出来上がります。
この4種類の中の2-3種類くらいはすでにご家庭の棚に余っているスパイスなのでは?つまり余ったスパイスを片づけるのに最適な救済レシピでもあり、それなのに超本格的な印象になりますので驚かれること請け合いです。
★ショウガ不要!めんどくさくないっ!生のすりおろししょうがを足すのって面倒だしそもそも冷蔵庫に切らしてた!って時ありますよね。これはショウガ無しなのにまるでバッチリ強めにショウガが効いているとしか思えない、いや、ショウガよりもショウガらしい鮮烈な清涼感があり、体が温まる不思議レシピでもあります。(もちろん更に生姜をプラスしてもOK。その場合は生のすりおろしの汁を沸騰させずにカップに最後に滴下がいいです)
しかもなぜかこのチャイは
★砂糖なしでもメチャクチャおいしいのです!それもポイント高い!
さらに、この清涼感のせいで、普段は違和感が出がちなエリスリトールのスゥーとした甘みが気にならずとても合うので、甘々がお好きな方も
★ノンシュガーで甘々チャイがおいしいレシピなんです!
チャイマサラレシピ1インド宮廷料理系
まずはその、私が今一番ハマっている清涼感爆発の宮廷料理シタァール系ノーブルチャイマサラを…
Amazonで小単位のスパイスが高品質なのに安く買えるおすすめブランド『スパイスマーケット』のスパイスのリンクを貼っておきます。
◆カルダモン 10g
(可能ならグリーンカルダモン)
◆シナモン 2g
(カシアシナモンセイロンシナモンどちらも合いますヨ)
◆ローリエ 2g
(インドベイリーフではなく入手簡単なローリエの方がむしろ清涼感が強くオススメ)
◆クローブ 2g やや多めに入ってます
この4種類ををミルサーまたはこん棒(ビール瓶の底など)で叩き潰して使うだけ。
1杯につき小さじ1/8位かな。
私は1/4-1/2位入れちゃいます。
(ホールのレシピですが、粉末でも構いません。粉末の時はgだと計りにくいのでひとふりふたふり単位で調合してくださいね。
粉末は香りが弱いとも言われますけど、最近の製粉技術は凄いですし出来上がったミルクティーに好きな量だけ加熱なしで追加できるので粉末には粉末の美味しさもあります)
チャイマサラレシピ2王道インド料理店系
こちらは銀座の名店デリー風。デリーに倣って粉末のレシピにしましたがもちろんホールスパイスを煮だしてもいいですよ。
やはりたったの4種のスパイスで正統派なインド料理店らしい甘スパイシー系チャイマサラになります。こちらもしょうがの力で甘みがエリスリトールでも不自然になりにくい。
あーもーこっちも最高に美味しい!
◆カルダモン 粉末 4ふり
◆シナモン 粉末 3ふり
◆ドライ粉末生姜 1ふり
◆クローブ 粉末 2ふり
これをスパイスの空き瓶などの小瓶に入れておき、
出来上がったミルクティーにひとふりし、
生姜の搾り汁を足します。
(このレシピなら私なら生の生姜の搾り汁を入れたいっ!
ただしレシピのドライジンジャーを倍にすれば不要)
(粉末のおすすめは…ギャバン。さすがの老舗、とにかくものすごく鮮度がいい。遮光もしてある。そしてさすが老舗、粉末の細かさが半端ないので出来上がったミルクティーに混ぜた時に舌にざらざら感を感じないのもいいっ。しかもAmazonだとギャバンの小缶が小瓶と比べてものすごくお買い得なのですが、小缶でも・・・チャイしか作らないなら流石に・・多すぎです・・よね・・・。チャイでしか使わないかも、カレー粉を自分で調合する予定ないかも、って方はスーパーでこのブランドの小さいのをお探しくださいね)
(ただしどれも超定番スパイスなので、小缶と一緒にインドカリー子さんの本買ってスパイスカレーにハマってみるのも一案です)
チャイマサラレシピ3トルコ中東系
ちなみにカルダモンをひとつぶ、ワインの瓶の底などで潰して紅茶に入れるのもおすすめですよ。トルコ&中東ではそういう飲み方があるそうなのです。
昔、職場にいた中東系(どこの国か忘れた)の美女から本場風の味として教えて貰いました。
しかもこのカルダモンティー、スパイス入りでありながらミルクティーはもちろん、ストレートの紅茶にもバッチリ合うのです。
本来的にはルフナやキャンディ、アッサムストレートに合わせますがハッキリ言って何にでも合います。
…そして…イマイチフレッシュ感のないお茶や使いきれず鮮度の悪くなったお茶やパンチのない好みじゃなかったお茶などのアカンお茶をバツグンに美味しくする救済レシピとしてもオススメなんです。
生姜をチャイに入れる時のコツ
チャイを作る時に生の生姜はあまり煮込まない方が美味しいと気付きました。火を止めてから、もしくは出来上がったカップに、搾り汁を滴下する感じがオススメ。(煮込むと和の煮物っぽい雰囲気が出ちゃう)
煮込むときは煮込んでも味が変わりにくい乾燥ジンジャー(粉末でもスライスでも)をお使いになると美味しいです。乾燥ジンジャーって『日本にはどうせ生の生姜があるんだからいらないよー』とおもって長年買ったことすらなかったのですが、乾燥ジンジャーには乾燥ジンジャーの生とは違う美味しさがあります!乾燥している分凝縮されていて、ピリッと感がすごい。
チャイ好きなら1瓶あるといいですよ。
漢方では体を温めるには生姜は乾燥の方が良いとも言われています。
生姜の保存法ハック
ちなみに、普段の料理にはチューブや粉末ではなく、生の生姜も使いたいじゃぁないですか、そらチューブ生姜か生のどっちがおいしいかと言われたら、生の生姜の方が格段に美味しいですもの…
でも生の生姜を買ってもついつい冷蔵庫で干からびて無駄にしてしまって困ってませんか?
是非とも『スーパーの生姜を洗って生のままポイッと冷凍→凍ったまま必要な分だけすりおろす』という裏技を試してください。
生姜が完全に使いきれてびっくりしますよ。
えっ、手が冷たくなるですか、凍った生姜を沢山すりおろすときは清潔なタオルごしに生姜を掴むといいですよ。
スパイスチャイおすすめ茶葉
スパイスチャイにおすすめの紅茶はどんなものが合うか。
香り、はスパイスが補完してくれるので、
鮮度としっかりした良い渋みや濃い味があるものがおススメ。
王道はチャイ用のCTCアッサム茶葉ですが、同じ味が濃いアッサム茶樹で、普通のアッサムよりも若く青く清涼感のあるケニアや、コクがあり鮮度がいいものが多いセイロン紅茶を使うのも私は大好きです。
ケニア茶葉はミルクティーをよく飲むイギリスなどの国では今やアッサムよりも人気なぐらいだし、
チャイにセイロン?とも思われるかもしれませんが、よく、スリランカ系(=旧セイロン)のカレー屋さんで『ティープラッカー』というスリランカで最も定番の紅茶をスパイスチャイにしてくれることがよくあるのです。その時にセイロンもとてもチャイに合うことを知りました。ストレートだとそれなりに渋みのあるディンブラですが、ミルクを注ぐと渋みがコクになります。
(ただしセイロンはコクが最高に強いので牛乳100%にしない方がむしろ美味しいです。というか牛乳30%や50%でもアッサムのロイヤルミルクティーに負けないコクが産まれます。)
◆アッサム・ケニア系おすすめ◆
スパイスチャイの場合、甘い香りの高級アッサムよりもむしろ、高級アッサム独特の甘い香りはなくても、若く青く清涼感がすごいケニア茶葉のこっちの方がおいしい!しかも安い!!!
このアイリッシュブレックファスト、実はアイハーブでも買えますので、サイズも確認の上で値段によってはアイハーブで買うのもいいです。
◆セイロンおすすめ◆
今、個人的にハマっているのはセイロンの、サートーマス リプトン ディンブラ。日本茶に負けない鮮烈なフレッシュ感と上質でえぐみのない良き渋み。日本茶好きさんも気にいる人多し。ストレートでもミルクでもなんでも合い、コスパまで最強。
そんで、値段をご覧ください、この値段、250gですよ、250gでこの値段です!
古き良きリプトンティーの味をめちゃくちゃ新鮮にした感じです。スリランカカレー屋さんにあるティープラッカー紅茶をメチャクチャ鮮度よくした感じとも言えます。
ルノワー○など、ポットサービスの老舗の喫茶店であまりにも美味しい紅茶が出てきて『なんて紅茶ですか?』と聞くと何度かこれだって教えて貰った事があります。
温めたポットにギンギンに熱いお湯でスパイスとこのサートーマスリプトンディンブラ紅茶で2分程度でサッと出した濃いお茶に、その1/3量程度の冷たい牛乳を足した紅茶。たっぷりの冷たい牛乳でお茶が冷えすぎないよう、カップをしっかり温めると最高です。(温めきれなかった時は沸騰しないようにほんの20秒チンしてもいいです)
暑い季節の代謝アップはもちろんのこと、実は冬にもスパイスやしょうがたっぷりのマサラチャイは最高ですよ。
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