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焼き鳥道は、奥が深い

コロナで売れなくなった食材を、直接消費者へ販売するというサイトがいつつかありますね。我が家でも、いくつか購入しています。

最近、「これ、面白いかも」と思って注文したのは、卓上の電気焼き台と地鶏串がセットになったもの。焼き鳥の名店監修で焼き塩や、炭油、トリュフ塩などがセットになって、リーフレットに個別の焼き方(手羽は、こう焼く、砂肝はこうとかいうのです)が解説してあり、ここにあるQRコードを読み込むと、YouToubeで動画の焼き方が見れるというもの。

昨日、早速焼いてみたのですが、お腹をすかせた子供が待ち構えていると、とても動画まで見れません。(-_-;) リーフレット片手に、タイマーをセットして(表2分、裏2分、そのあと両面1分を3回とか、細かい指定があるのです)、焼き上げました。指定の仕上げ(柚子胡椒をつけるとか、トリュフ塩つけるとか)をして食べると、なかなかの美味しさ。

美味しいけれど、次も焼かなくてはいけないし、指定の時間を守らなくてはいけないし、ちょっと氣ぜわしいですね。焼き鳥を肴に、日本酒をごくごくというのは、もう少しのんびりした気分がいいですね。

そうか、これを監修した焼き鳥の名店は、そこまで考えたいたのかも。「地鶏はおいしい、でも、のんびりと酒と一緒に楽しみたいな。」と、これを買った方は、皆思ったに違いないのですから。

そういえば、池袋の母家というおいしい焼き鳥屋さん、焼くのは決まった人で、年期の入った方。他の人にはまかせない、という感じでしたね。

西洋料理でも、焼き物をする人は、ストーブ前といって、結構キャリアがないとさせてもらえないポジションでした。

ただ焼いているなら、簡単と思われがちですが、焼きすぎなら焦げて、味が落ちるし、半生で提供するわけにはいきません。ソースで調整が効く料理と違って、逃げ場がないのです。

知れば知るほど、奥が深いのがわかりますから、専門店の価値がわかるということになりますね。このセットを考案して、販売したお店、凄いです。

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