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ヘーゼルナッツ好き?

欧州の方は、ヘーゼルナッツがお好きですね。イタリアのチョコレートに入っているジャンドーヤはヘーゼルナッツのプラリネペーストですし、あちこちの国のお菓子にヘーゼルナッツが入っています。粉末にしたり、キャラメリゼしたり、そこかしこにヘーゼルナッツがいます。髪の毛や瞳の色も、ヘーゼルという区分がある位ですから、身近なナッツなのでしょうね。

小さいけれど強靭で、ヨーロッパ北部にも分布しているヘーゼルナッツは、なんと起源7万5千年からあったのだそうです。アーモンドが南国のナッツなのに比べ、北欧の人にもなじみ深いものだったのでしょう。クッキーやケーキの味に深みを出すために、ヘーゼルナッツ粉末を混ぜ込んだりしたのでしょうね。日本ではヘーゼルナッツの方が高いので、アーモンド粉を使ったレシピの方が一般的です。

先日購入したヘーゼルナッツサブレにチョコレートを付けたもの、見た目は地味ですが、しみじみ美味しい。ダークとミルクの2種類があって、ケースに両方入っているので、どちらも楽しめます。ショコラティエのフランク・ケストナーさんのものですから、チョコのクオリティーも高いのです。

どんどん減ってゆくので(毎晩食べているからですが(;^_^A)、自分で作ってみることにしました。ヘーゼルナッツパウダーをローストして、薄力粉と1:4でサブレを作り、ヴァローナのカラクを付けてみました。流石ヴァローナ、チョコだけでも美味しい。世界のパテイシェ御用達のヴァローナのクーベルチュール(チョコレート製品の原料のようなもの)は、確かに安くはないけれど、それだけの価値があります。

美味しいけれど、ヘーゼルナッツの存在感が、ケストナーさんのより薄いです。ヘーゼルナッツと薄力粉は、同割なのでしょうか?それともローストしないヘーゼルナッツを混ぜ込んで、焼成の時に香りを出すということでしょうか?食べながら、考え込んでしまいました。又、試作しないと・・・。

メニュー開発の仕事をしていた時は、「これならOK」と言う味になるまで、色々指示を出して、作り直して貰っていました。仕事で身についてしまった習慣と、元来の凝り性な性格と、どちらが原因か分かりませんが、求める味になるまで、試作を重ねてしまいます。

以前は、近所に配ったり、子供に友人に渡してもらったりしていました。どうも近所の方は、お返しを氣にしてしまうようで、いろいろいただいて、申し訳ないので止めました。子供は、ずっとリモート授業なので、友人に会う機会が激減しています。

作ったもの、どうしようかしら?姪や甥に送ろうかしら?これもコロナの影響なんでしょうか?


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