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犯人はそこにいる

爽やかな秋晴れの日、こちらも爽やかな気分で玄関を開け、新聞を取ろうとすると、ブロックで出来た門の上に、何かある。

変なものではないだろうか、とちょっと身構えてしまいます。 何せ、ヘビもマムシもムカデも、普通に出ます(涙)。

齧りかけで放置してあったのは、あけび。 なんで、ここに置いて行くのかしら、と思います。 裏山の野生のものなら、まだいいけれど、ご近所に庭で育てている方もいらっしゃるのです。まるで、うちが犯人みたいじゃないですか❗️ そんな事してません。


犯人の心当たりは、あります。初犯ではないのです。 雨戸を開けると、庭に中身だけ食べた柚子が置いてあった事もありました。せっかく袋掛けした桃を、袋の上から齧って、一個も残らなかったこともあります。二階のベランダに吊していた干し柿も、登って食べ尽くして行きました。

そう、犯人は人ではないのです。鎌倉でよく見かける、台湾リスなのです🐿。

観光客の方が、「可愛い❤️」と、言っていますが、被害にあっている側からすれば、全く可愛くありません。


庭の桃を食べるため、桃の枝を齧って倒して道を作り、桃の木の大半は枯れてしまいました。ピンポン玉位の桃の品種なので、食べやすい大きさだったのでしょう。我が家で食べる事ができたのは、一回だけでした。😭

この桃の木、もう切り倒した方がいいかも知れません。

電線を伝って走って行ったりするのを、よく見かけます。高音のキーン、キーンというのは、リスの鳴き声です。


一度、春先に民家の屋根を伝って歩いていたリスが、変な姿をしていました。 奇形なのかしら、と目をこらすと、首に子リスを襟巻きのように抱きつかせ、運んでいる所でした。 

確かに齧歯類の鋭い歯で、口に咥えて運ぶのは、子リスにとって安全ではないでしょう。 リスにとっても、我が子は可愛いのでしょうね。

だったら来年の収穫を、子リスも食べられるように、枝を齧って枯死させるのは、やめて欲しいです。 あんまりあちこち食べ散らかすと、被害届が出され、捕獲されてしまいますよ。

コミニュケーションが取れる相手なら、わかってくれるのだろうに。やるせないですね。


 




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