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欲が尽きねば、悩みもまた尽きぬ。

こんな夜更けにnoteです。占いをしていて思うことをツラツラと。

にゃんちーです。星読み屋さんとタロットをしています。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。(キーボード打ってるわけだし)

私は普段、メインの鑑定で悩みをみることはほとんどない。私は星占いをしているのではなく星読みなので、星から読めるその人が持っているものを伝えているにすぎない。

だけど占いにくる人の多くは、何かに悩んでいる。
それが例えいわゆる占いでなくても、だ。いわゆる占いって、吉凶判断だったり、未来を決めたり予想したりするというイメージがあるのだと思っている。実際、私はそう認識している。

仕事で直接的に悩みを聞くことはないけれど、例えば自分がタロットを引いいたり、仲良しな人に頼まれて星を見たりタロットを引くことがある。そういう時は決まっていつも何かに悩んでいるものだ。そう深い悩みでもなく、「今日はどうしようかな?」と小さな、どうでも良いような悩みなことも多い。

この悩みって、一体どこから来るのだろう。

不安だからだろうか。それもある。でもそれじゃない。
何が不安なのかを突き詰めていくと、大抵答えは「〜したいから」だとか「知りたいから」になる。つまり悩みの根底には欲望があるのだ。自分が望んでいる何かが隠れていて、そうじゃない現実がそこにあるから悩む。理想と現実のギャップというやつだ。あるいは欲望に対する次の展開が見えないから不安になって悩むのだ。

悩みの元凶である欲望がなくなればいいのか…という話でもない。むしろ欲がなくなってしまっては、非常にマズイ。人間は…というか動物には三大欲がある。欲がなくなったらもはや生命維持活動が困難になるではないか。死活問題だ。そういう意味でも欲があるのは自然なことなのだと思う。

結局のところ、欲望がなくならない限り、悩みもまた無くならないということなのだ。だとするならば、悩みと向き合うことは、自分の欲望と向き合うことなのだと思う。

欲望を汚いと思う人もいるかもしれない。恥ずかしいことだと思っている人もいるかもしれない。しかし自分の中に確かに眠っている欲望を見ずして、上っ面の悩みだけ解決しようとしたって上手くいくはずがないのだ。解決したようで、また似たような悩みが回ってくるだろう。臭いものに蓋をしたって、根本的に何も変わらないのだ。だから悩んでいる事象そのものよりも、悩みの根底にある自分の欲望に向き合う方が、解決の糸口を見つけやすい気がしている。どうやって自分の欲望に向き合い、どうやって欲望と付き合っていくのかなのだと思う。

どうしたって欲望はなくならない。
だから悩みだって、なくならない。

だけど、悩むことから、考えることに切り替えることは出来ると思っている。ここにこそ占い師に出来ることがあるのだとも…という話はまた今度。


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