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【社会的養護:問7】「児童養護施設運営指針」からの出題(平成元年後期保育士試験)

今日も朝からお勉強🌞そして仕事👩‍👧‍👧
このパターンにも慣れました🎶

問題文

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児童養護施設運営指針とは
児童養護施設における養育・支援の内容と運営に関する指 針を定めるものです。


『発達の保障と自立支援』の項目を見てみましょう🎶

発達の保障と自立支援

・子ども期のすべては、その年齢に応じた発達の課題を持ち、その後の成人期の人生に向けた準備の期間でもある。
社会的養護は、未来の人生を作り出す基礎となるよ

う、子ども期の健全な心身の発達の保障を目指して行われる。

・特に、人生の基礎となる乳幼児期では、愛着関係や基本的な信頼関係の形成が重要である。
子どもは、愛着関係や基本的な信頼関係を基盤にして、自分や他者の存在を受け入れていくことができるようになる。
自立に向けた生きる力の獲得も、健やかな身体的、精神的及び社会的発達も、こうした基盤があって可能となる。

・子どもの自立や自己実現を目指して、子どもの主体的な活動を大切にするとともに、

様々な生活体験などを通して、自立した社会生活に必要な基礎的な力を形成していくことが必要である。

太字の部分が問題文に書かれています。

正答は3でした💡


厚生労働省のホームページに解説も載っていました✎

子ども期には成長に応じてそれぞれ発達段階があり、その育ちの過程ごとに発達の課題があります。
また、子ども期は、その後の成人期の人生に向けた準備の期間でもあります。
施設の職員は、子どもたちの課題を理解し、その上で、子どもたちが自分たちの将来を作り出す生きる力の基礎となるよう、子ども期の健全な心身の発達の保障を目指します。

特に、人生の基礎となる段階が乳幼児期です
お腹がすいたり、オムツが濡れたりなど不快な時に泣いて、世話をしてもらうことで、子どもは自分のことが大切にされ愛されていると感じるようになります。
そして、その養育者に依存することができ、安心して過ごすことができるようになり、人に対する信頼をいだくことができるようになります。

人生の基礎となる乳幼児期に、このような特定の人との愛着関係(不安な時にそばに行けば安心感を与えてくれると思える人との関係)や基本的な信頼関係を形成することは非常に重要なことです。
子どもは、愛着関係や基本的な信頼関係を基盤にして、他者の存在を受け入れ、人間関係を作っていくことができるようになります。
自立に向けた生きる力の獲得も、健やかな身体的、精神的及び社会的発達も、こうした乳幼児期の基盤があって育まれていきます
子どもの自立支援とは、乳幼児期からすでに始まっているということです。

児童期でも乳幼児期と同様に、愛着関係や信頼関係は重要になります。
そのことを前提として、職員は、子ども自身が成長に合わせた水準の自立や自己実現ができるように支援を行います。
生活の中で、可能な限り子どもの主体的な活動を大切にするとともに、様々な生活体験などを通して、子どもが自立した社会生活に必要な基礎的な生きる力を形成できるように支援することが必要です。

児童期の学習の支援は、自立や自己実現と密接に関係します。
子どもが自信を持ち、達成感を持てるように丁寧に根気よく支援していくことが大切です。

思春期を経て青年期になると、子どもは自分なりに自分の人生を見直す段階を迎えます。
自分の存在を問い直すため、不安、悩み、ときに大きな混乱が生じる場合もあります
思春期の子どもが退所後も安心して生活していけるように、それまで以上に慎重に支援していくことが大切になります。
18 歳以降も退所後の自立のために施設における支援が必要と判断された子どもについては、措置延長をしていくことや、退所した子どもについても丁寧なアフターケアを行うことで、自立する力をつけるための支援を継続していくことが必要です。



お付き合いありがとうございました✨
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