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いのちの電話相談に助けられた話

こんにちは。希死念慮モリモリ女子大生です。

1,2か月ほど前に、いのちの電話相談に生まれてはじめて電話をかけたときのことを書きます。あの時私と話してくれた相談員さんありがとうございます。そして誰かがこれを読んで、そんなこともあるんやな、と思ってくれたらうれしいです。

こんなことを言っても、「そもそもお前はなんで死にたいんや?」となると思うので、ざっくりと自己紹介をさせてもらいます。

私は現在就活中の田舎に住む女子大生です。高校生の時に学校に行けなくなり自殺未遂に陥っていましたが、たくさんの方々のおかげで何とか日常生活を送れるようになりました。現在は、たまに顔をのぞかせる死にたい気持ちを押し殺して大学生活を送っています。

この死にたい気持ちは常に私の中に存在するのですが、2か月ほど前にこれが大爆発を起こしました。原因は本格的に始まった就活に対するストレスとしなくちゃいけないタスクが多すぎた、、、とかでしょうか。正直なんでこんな気持ちになるのかよくわからないのです。分かったら苦労しないというか。もう死ぬしか手段がない!となってしまうんです。

ともかく2週間ほど死にたい気持ちが強くて、何もできない時間があまりにも多かったり、眠れない、涙が止まらない、が頻発していました。そして、学校で大切なテストがある日、大体は朝には存在が見えない希死念慮の輪郭があまりにも明確で、ご飯がたべられない、日焼け止めもぬれない、化粧もできない、怖くて涙が止まらなくなり、もう訳が分からないままどうにか学校に行って、テストを終えて家に帰った時、自殺行為に走りたい衝動が止まらなくなっていました。

(ここで注意してほしいのは死にたい気持ちと私は戦っているということです。私は死にたい自分をリニューアルして死にたくない自分になりたいと日々頑張っているのです。)

「どうしよう!死にたい!」と知人に助けを求めることはできなくて、しかし、このままではだめだということを理性的な私が頭の片隅で叫んでいて、けどやっぱり死ぬしかなくて、ネットで首つりを調べたとき、出てきたんですね、いのちの電話相談。

なんかもうその時の感情とかよく覚えていないのですが、死にたくないほうの私がどうにか電話を掛けました。コール音を聞きながら、やばいやってしまった!切らなきゃ!と焦ったんですが、お昼くらいの時間だったからなのか、あっさりとつながりました。

電話に出てくれたのは多分、私の親とかの世代の女性で、私が泣いて何も言えずにいる間も「ゆっくりでいいよ」「大丈夫だよ」と優しく声をかけてくれて、私が支離滅裂に死にたいということをしゃべっても丁寧に相槌を打ちながら、話を聞いてくれました。

私の言うことを否定する言葉は使うことはなくて、私の死にたい気持ちさえも否定することはなくて、私が頑張ったことを探して褒めてくれました。

就活の話をしたら「今から頑張ってるのはすごいね」「就職について相談できる人は周りにいる?」と声をかけてくれたし、私の発言を繰り返しながら、ゆっくり、優しく、話を聞いてくれました。

じゃあ、それで何かが解決したのか、と言われたら正直解決していません。死にたい気持ちが消えたわけではないし、すべてが幸せな方向に向かったみたいなことはありません。おとぎ話の世界ではないので。

でも、あの状況で、私の気持ちを否定せずに、肯定してくれたことにとても価値がありました。

これはあくまで私の意見なのですが、知人に死にたい気持ちをさらけ出すのってめちゃくちゃ怖くないですか。これからもずっと付き合いのある人に死にたい奴と思われたくないというか、好きな人には自分のいい面を知ってもいたいじゃないですか。

さらにさらに、誰かの意見を全部肯定して、優しく受け止めることってなかなか難しいですよね、友人とかならなおさら。ついつい自分の意見を言いたくなったり、自分の価値観で「それはおかしい」と判断してしまいがちだと思うんです。

不登校の時に学校に行きたくない理由を説明したとき、本当に少ない数の友人、家族には「けど、みんながんばってるから」「そんなこと考えてはいけない」「悲しむ人がいるのが分からないのか」「そんなこと大人になったら忘れる」「気にしすぎ(笑)」というご意見をいただくことしかなくて、自分の意見が肯定されることは、あり得ませんでした。まあそりゃ、みんな死にたいと本気で思ってるわけないし、私の価値観がぶち壊れていただけなので仕方ないのですが。

だから、本当にありがたかったです、意見を否定されなかったことも、話を聞いてもらえたことも。

すべての相談員さんが意見を肯定してくれるとは限らないかもしれないし、すべての相談者が救われるわけではないとは思うけど、少なくとも私はあの時、電話をかけることで、落ち着いて、深呼吸ができて、自殺衝動を抑えることができました。本当に、本当にありがとうございました。

インターネットとかでいのちの電話相談について調べると、「本当に死にたい奴は電話をそもそも掛けないから意味ない」とか、「~~ということを言われた」とかいうのを見かけたりしましたが、そもそも”相談”じゃないですか。命お守りレスキュー電話とかじゃないです。私みたいな死にたいけど死ねない中途半端野郎は本当に助かったんです。だから、声を大にして言いたいです。

相談員さん、まじでありがとうございます。まだ死にたい気持ちは消えないけど、生きてます!

本当にありがとうございました!!!


そして、めちゃくちゃな文章をここまで読んでくださってありがとうございました。ふーん、いのちの電話相談で救われる人もいるんだな~って思ってくれたら、私が喜びます。









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