見出し画像

カートドライバーになりたい(2022年 06月04日MAX APG Rd.2 MAXライツ)

カートドライバーはカッコいい。
いつか自分も、カートドライバーと言えるようになりたい。

ドライバーサインに憧れる

ある日、レースを観察していて気付いた。
バトルでパッシングしたドライバーが、前を指さしている。
どうやら「前を追いかけるよ」というサインらしい。

なるほど。

これはかっこいい。
出来るドライバー感が漂っている。

ニャンコネンもあれをやりたい。
しかしあれは、パッシングしないと使う機会が無い。。。
私のパッシングスタイルは、どちらかというと即クラッシュからのスピード謝罪である。

もう、自分が出せなくてもいい。
誰かに出されるだけで良い。
ドライバー同士って感じで憧れる。

チャンスは突然やってきた

去る6月4日、MAX APG Rd2でのことだ。

By Hitoshi Kuge ,2022年 06月04日MAX APG Rd.2 


今回はAshから、カツ兄&からあげ氏が参戦してくれた。
カツ兄は、アウェイ&古いフレーム&中古タイヤで表彰台に上がった。
しかし、TTで少しトラブルがあったようで、予選ヒートのグリッドはニャンコネンが前に来てしまう。

もちろん早々にぶち抜かれるのだが・・・・・


カッコいいぜ!カツ兄!



キターーーーーー!!!
あの憧れのサインが、しかも舟橋教授から!!




あまりの嬉しさに、ニャンコネンも手を挙げて答える!!

よろこぶおっさん


ついに、ドライバー同士の対話デビューである。

カツ兄! ニャンコネン、サイン見ました!! 
がんばって着いていきます!

しかし、舟橋教授の背中はあっという間に見えなくなった。
その後、次々と抜かれて、そのままレース終了。

自分のリザルトとタイムは忘れた

この日は憧れのサインをやり取り出来た喜びで満たされた。
しかも相手はあの舟橋教授である。
こうやって少しずつ、憧れが現実になるのはうれしい。
カートドライバーに一歩近づいた感があった。
夢のような週末だった。


・・・


もみちゃん先生に褒められるかもしれない

後日、トレーナーのもみちゃん先生にオンボードを見てもらう。
もみちゃん先生はいつも理論的かつ冷静に、課題とその解決策をアドバイスしてくれる。

今回はどんなアドバイスがもらえるのか。
ひょっとすると舟橋選手とのやり取りを褒められるかもしれない。

「貴殿もついにカートドライバーの扉を開いたな」

とか言われるかもしれない。


真剣に動画を見つめるもみちゃん先生に話しかける。

ニャ
「どうっすか?」



・・・


もみちゃん先生。
ボソッと言った。


「マツダさん、これ、舟橋に見えてないっすよ」

カツ兄、こっちみてない。


なんということだ。
舟橋教授にサインが届いていない。



それどころではない。問題はさらに深刻である。



後ろのドライバーに「前にアホがいる」と思われた可能性が高い。
どうりでゴボウ抜かれるわけ



夢のような週末は、またしても黒歴史に塗り替わった。
レーシングカートWeb様の動画が無いのは、不幸中の幸い。


※後日、妻にオンボードを見せた。妻も「なんで手を挙げてるの?」とか聞いてくる。最近、カートに詳しくなってきた弊害といえる。とりあえず「4輪乗ってた頃のクセが抜けねーんだよな(嘘)」とイキっておいた。