見出し画像

本物はよりポップでした

旅先で、福田平八郎展に出会いました。

大分出身の日本画家です。晩年の作品はモダンで、抽象画とも見える作風ですが、写生を極め、日本画に革新をもたらした画家です。本物はその評価以上にポップでした。身に付けた画力に甘んじる事無く新たなものに挑戦し続け、余計な物をそぎ落とした作品の数々に魅了されました。

歳を重ねたからこそたどり着けた境地なのでしょう。それにしても、写生帳の量、美しさ、細かさに圧倒されました。何十枚もの下絵の先にあの一点の作品が存在するのかと思うと、自分の仕事への準備があまりにも小さく貧相に見えて仕方ありませんでした。まだまだ精進しなければなりません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?