コロナがもたらしたこと

「コロナ」という言葉が連日、耳に入るようになってから丸3ヶ月ほどが経過しました。
初めは、隣国の話/対岸の火事で、全く他人事だったのが、
今では、世界全域の人間たち共通の課題にまで発展しています。
自粛生活も2ヶ月が過ぎ、お正月の頃とは全く違う生活ペースになりました。
今はほぼ自宅の中で過ごしています。
子供も小学校が休校なので、毎日自宅で暮らしています。
夫もリモートワークで毎日自宅で仕事しています。
母も庭いじりをしたり自分の時間を過ごしています。

「死と隣り合わせ」という、全くピンとこない状況の中、自分らしくあるためにはどうしたら良いか、を模索して過ごしているように感じます。
これ、忙しかった日常では到底感じることのできなかった、感覚。

狭い空間に4人が常に隣り合わせに過ごしている。
助け合いながらも、当然軋轢も生じ、諍いも起きうる。

隣の人を尊重しながら、なおかつ自分らしく過ごす。
東京にくらす私たちにとってこれは、とても重要かつ難題なキーワードだと思いました。

そして、自分らしくあるために模索することこそ、
日常では成し得なかった本来自分がやりたかったことの真髄だとも気づきました。

学校が休みで、時間が自由に使える。
学業が遅れないように基礎的な勉強もしながら、
自分の興味あることにも時間が割ける。
改めて発見する、自分の特性。
毎日夕方4時に帰宅し習い事や宿題に追われていたら、手が届かなかった自分らしさ。

母ともめることで初めて、母の本音が聞けたという皮肉じみた現実。
近しい関係であればあるほど、
深い思いやりのあるコミュニケーションが必要だと実感しました。

それらひっくるめて、コロナがもたらしてくれた大事な気づきだったように感じます。

きっと元どおりには戻らない。
むしろ、戻してはいけない。
地球からのメッセージとも言える「コロナ」。
飽和しきっていた現状にドロップキックをお見舞いされ、
一発KO状態の人類。

恐怖を感じながらも、感謝も生まれつつある、自粛生活です。

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