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C-C-Bの職人魂 <ギター:米川英之編>

コンサートツアー「TOUCH DOWN」のパンフレットの論説より
感想をつらつら書いています。

これまでの記事はこちら↓


今回この4人の記事を書くにあたり、
一番頭を悩ませたのが米川くんでした。

というのも、私個人の好みとして、ベースやドラムのお腹に響く重低音や、
シンセサイザーの未来感がある音色が好きで、
ギターの音ってそんなに意識したことがないんです。

だからと言って無いのはダメ絶対。

ギュイーーン!というエレキギターの音の刺激は必須ではあります。

ただ、「それじゃギターの何が好きか?」と問われると、
あまり語れないのだよね・・。

でもってまたパンフレットの論説が
よねちのギターに関する話が一番マニアックで、
もうちんぷんかんぷんで。

でもそれだけギターという楽器は語ることが多いのだろう。

C-C-Bは世間ではピコピコ音やシンセの人工的な
テクノサウンドのバンドのイメージが強いけれども、
米川くんのギターは一般的な人が持つC-C-Bの印象とは違う、
ぐっとロックな路線に引っ張って行くサウンドを奏でるのであります。

そしてそのテクノポップとロックの融合サウンドが、
私のツボを刺激したのだろうと思う。
ロックな音もわりと好物だ。

米川くんはメンバーの中では目立たない方ではありましたが、
ギターサウンドは他のバンドと比べても結構派手だなと思います。

米川くんは活動後期になって脚光を浴び始めますが、
きっとギターに精通した人は、アイドルアイドルした時代の
隅っこでテレビにもほとんど映らない頃から注目していただろうな。

それにしてもC-C-Bのメンバーの中に、
今現在「日本の人気ギタリストTOP70」の14位に
入っている人がいる事を知っている人は、
日本の人口の何パーセントだろうかと考える。


さて、ツアーパンフの論説を私なりに噛み砕いてみます。
(話が難しいんだよーー)

まず最初に、エレキギターの音を出す仕組みですが、
この論説にあった解説だと
ギターから送られて来た信号を音色を変化させる
エフェクターを通ってアンプに行き、
スピーカーが鳴らされ音が出る
、のだそうだ。
(よく知らんかったな、今まで)

歪み系の音はアンプに行って、
カッティング系のナチュラルトーンの音は、
ラインでPAに行っているらしい。(なんのこっちゃ)

でもって米川くんは最初は歪み系の音を出すための
エフェクターやイコライザーの使い方がわからなくて、
エンジニアまかせだったらしく、
その頃は自分の頭の中に描く音が出せていなかったようですね。

でも、この論説の取材時には色んな事が少しずつわかって、
自分のイメージする音が出せる様になっていたようです。

エレキギターの音って手に持っている
ギター本体だけで完結するんではないのだね。

エフェクターやアンプの使い方、選び方?も大事なんだな。

とは言え、最終的にはやはりギタリスト自身の指が、
その「音」を決定づけているとこの筆者は語っていますね。

ギターって歌に近いのかなと思います。

音程の取り方然り、そのプレイヤーによって音の響かせ方とか、
ビブラートの効かせ方とか、泣きが入ったり感情の爆発があったり。

米川くんのギターは爆音系というコメントをよく目にしますが、
歌で言ったら声量おばけ系って事かな?

ちょっと前にテレビで昭和の歌が上手い歌手ランキングをやっていて、
男性部門で布施明さんが1位になっていましたが、
音程、気持ちの乗せ方、声量の凄さは圧巻で、
ギターもそういうのができるのが上手いと言われるのかもな。

よねちのギタープレイの巧さをそこまで実感できてない自分が
情けないですが・・。



将来的な話もしていますが、
歪み系ロックなサウンドをベースとしてきたけれど、
今後はジャズテイストも取り入れていきたいなどと語っていますね。

それは実現できているのではないでしょうか?

音楽性で言えばC-C-B活動中にメンバーの中で
一番大人な感性が育まれたのが米川くんだったかもしれません。
(最年少なのに・・)

論説の筆者が最後に綴っていますが、
米川くんのギター感、音楽感、は本物志向。
彼自身がある音楽性を発揮できていても、
ハナからタレントとしてみられていれば、
リスナーは正当にその音楽センスを評価してくれない
とありますね。
(耳が痛い・・)

でもこれまで自分の求める音楽、音を追求してきて、
今は本物志向のギタリストの地位を確立したのではないでしょうか?

C-C-B時代の米川くん、それはそれでまだ青臭い感じが魅力でしたが、
今は熟練技のデパートみたいな米川英之さんになりました。

って未だに私はそのテクニックの凄さがわかっていないのが、
申し訳ない限りなのですが・・。

最後にふと、なんで私はギタリストに
あまり興味がなかったのか考えてみましたが、
「俺を見ろ!」と言わんばかりに前に出てくるのが
好みではないのかもしれません。

ドラム、ベース、キーボードとかってどっちかって言うと
裏方的なポジション(C-C-Bに限っては違うけど)で、
そこが良いっていうのもあるかも。

でも、C-C-Bのギタリストは普段は控えめで目立たない特異なタイプ。

ギタリストというポジションにはあまり興味はないけど、
米川くんは好きなのはそのキャラのせいで間違いない。

まぁ、ステージに立つと人が変わるけどね。
でもそれも「俺を見ろ!」というよりは、
体が勝手にそうなっちゃうっていう風に見える。笑

と、今回はテクニック面での話はほとんどできませんでしたが、
私はよねちは本物のギター職人だと思っています!


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