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C-C-B楽曲レビュー㉓「☎︎elephone」

近頃「昭和の名曲」みたいな番組が
週に2、3くらい放送されているような印象ですが・・。
(一回番組がウケると各局そればっかりになるよね)
しかし毎回同じ様な曲ばかりでちょっと飽きてきた。

C-C-Bが出るかもしれない!と思うから見ちゃうんだけれど、
ただ出ても「Romantic〜」も好きだけど、そればっかりで、
たまには「Lucky Chance〜」とか他のもやってくれないかなー
なんて思ってますが・・。

C-C-Bに限らず、次はちょっとメジャーどころ外した
ラインナップの番組作ればみんな懐かしさで身悶えると思うけどなー。
そういうのは選曲&素材集めるのめんどくさいのかな?

ちなみに私はドライブの時とかBGMで、
ちょっと懐かしい曲シリーズのプレイリストを作ったりするのですが、
あえて、どメジャーな曲は外します。

マニアック過ぎない絶対聞いた事ある曲で、
忘れてたけど「あったあった!」って
思わず言っちゃう様な曲を集めたりしています。

「昭和の名曲」系番組でよく出てくる人だったら、
例えばこのくらいの外し具合。

聖子ちゃん「小麦色のマーメイド」

明菜ちゃん「SAND BEIGE -砂漠へ-」

サザン「フリフリ'65」

米米「愛 Know マジック」

レベッカ「MONOTONE BOY」
(そう言えばこれは関口さんもちょいと繋がりあるね)

斉藤由貴ちゃん「予感」

ブルーハーツ(と言うかマーシーソロだけど)「ルーレット」

中山美穂ちゃん「JINGI・愛してもらいます」

キョンキョン「夏のタイムマシーン」

てな感じで。
(自分で書いてて聴きたくなってきた。笑)

さて、今日も前置きが長くなりましたが、楽曲レビューです!

最近田口さんがアツいので田口さんの曲「Telephone」でいきます!
(歌っているのは渡辺さんですが)

C-C-Bファンにとってはおなじみの、わりとメジャーな曲ですね。
アルバム曲ですが、この曲より印象薄いシングル曲もいくつかありそうな・・。

作詞は渡辺さん、作曲・編曲が田口さんですね。

ポップで楽しい楽曲ですが、まぁ独特な曲ですねー。

当時から「変わった曲だなぁ」と思っていましたが、
いろんな音楽を聴いてきた今の耳で聴いても斬新なサウンドです。

イントロから曲全体に渡り、
ピポピポと電話のプッシュホン(若い人わかるかな?)の音が
パーカッションのように鳴り響いています。

そして一応Aメロはあるのですが、サビらしいサビはなく、
同じフレーズがひたすらリフレインされているだけと言う・・。

それだけに繰り返されるフレーズが脳裏に焼き付きます。

リフレインの合間には、変調したり突然音をぶった切る感じで
ノイジーなギターの音が入ってきたりするので、
同じフレーズが繰り返されても飽きずに聴けます。

ほんと、型にとらわれない新しい事を
やってきた人たちなんだなぁと思いますね。

当時ベストテン的な番組常連組で、
(その人たちのアルバムまで全部聴いたわけじゃないけど)、
こんな曲を演る人いたかなぁ?
いないんじゃないかな?

奇抜、マニアック、だけどポップでアーティスティックでもあり。

さすが田口大先生、これはなかなかな曲だと思いますよ。

でもって歌詞ですが、先進的なサウンドとは対照的で、
実に昭和感満載となっています。笑

当時の時代背景が丸出しです。

歌詞のストーリーを説明しますと、
彼女と電話で話していたら突然混線して知らない女の人に繋がり、
その女性の声が素敵すぎて思わず連絡先聞こうとしたら、
回線が切れてしまってもう二度とその人と繋がることはないという
悲哀に満ちた(笑)曲です。

まず、電話で混線って今の人からしたら意味不明でしょうね。
(私もそんな現象忘れてたよ)

昔は電話の途中で知らない人が混ざって来る事が時々ありました。

しいて言うなら、スマホの音をBluetoothで飛ばして
カーステレオで聴いていたら、近くの車の音が
突然混ざって入ってきたみたいな感じですかね。

そして彼女と話していたのに違う女性に現を抜かす・・。
こんな不埒な歌は令和の時代の人はどう思うんでしょうね?

それにしても声だけで心を奪われてしまうなんて、
どんな声だろう?と想像してみましたが、
秀島史香さんとかならアリかなぁと思いました。

秀島史香さん、知っている人いるかなぁ?
上品で大人っぽくてちょっと色気のある声。
(ご本人は素では普通の人なんですが)

かつてJ-WAVEの暴れ馬的DJがやっていた名物番組で
アシスタントをしていた方なのですが(暴れ馬の手綱捌きが見事でした)、
今はナレーターとしてお仕事されているのかな?

最近ファミマの店内の商品紹介?のアナウンスで、
秀島さんの声が流れていますね。

秀島さんの声の動画を見つけたので、
良かったら見てみて下さい。


あと、曲の中でダイアルがジーコロいう音も入っていますが、
これも昭和的ですねー。

「Telephone」はライブでも盛り上がる曲ですね。

この曲はベースがないので、渡辺さんは手ぶらで歌っているのですが、
「手をどこにやっていいのかわからない」と、
いつも戸惑いながら歌っていたみたいですね。

個人的には87年の武道館ライブで、
脇をちょっと締めて手を左右に振りながら歌う感じが
可愛いと思いましたが。笑

「バインバイン!」「やだ!」「テテテテ」みたいなサンプラーの音、
ピコピコとシンセの音が忙しい、いかにもな電子的雰囲気。

ネットで見つけたバンドスコアにはこんな事が書いてありましたよ。

周知のように、現代のサイエンス・テクノロジーは
目覚しい発展ぶりを示している。
このことは、ミュージックシーンにもそのまま当てはまることで、
音楽制作の周辺機器およびミュージシャンの使用する機材は、
日進月歩といった感がある。
このナンバーもまた、そのような状況の中から生まれてきた作品といえる。
コンピューターによる打ち込みを駆使し、
多彩な音源(シンセサイザー、ドラム・マシーンなど)を組み合わせ、
きわめて現代的な音作りがなされている。

楽譜集「バンド・スコア C-C-B『石はやっぱりカタイ』」より


あの頃の「イマドキ」感が詰まったこの曲、
よかったら聴いてみて下さい♪

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