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水色の反撃

ちゃす、フジミです。
ムロフェスに行ってきました!

ライブレポみたいなのを書くのは野暮かなとおもったのですが、すごく好きなバンドに心動かされて感想を書きたくなった次第です。

【それでも世界が続くなら】
芝生ステージのトリでした。
端的にいうとしのさんの熱くて、寄り添ってくれる言葉にジーンときてしまいました。
フェスで泣くってだせぇかな。とか。違うよな。とかそんな感情の中でやっぱあのライブを見たらそんなこと吹き飛ぶぐらいダメでした。

活動休止という話を聞きました。
僕は目に焼け付けたくて二列目で見ていた。
眼に焼き付けるようにただじっと。

サウンドチェックの時にしのさんが言ってた「サウンドチェックってなんだ。サウンドチェックだって音楽じゃないか。これで行こう。」
そう言って流星群を始めた。

「もし少しだけ、普通の人生だったら」

僕もそう考えてしまうことがあるから、尚更沁みてしまった。
やっぱこの人は優しい歌を唄う。
何人か周りで泣いてる人がいた。
その気持ちが少しだけわかった気がした。

「僕らはなんで呼ばれたかわからない。夜なら行けると思ったのかな。僕らの感性がわからない人たちは正常です。だけど取りこぼした人達に歌いたい」

一字一句覚えてないけど、こんなことを話していた。僕が細々と、しょーもない音楽をやってる理由。
しのさんの言葉にすごく共感して今でもまだ続けられています。本当にありがとう。

次回作から始まったライブ
「これが僕の人生だった」と胸をはっていえるでしょうか。

僕はきっと言えません。
優しい人になれなかったんだ。
人を傷つけて、泣かせて、ロクでもない人間です。でもそれでも優しくあることは諦めないでいようと思ったよ。

狐と葡萄が始まって。それでも世界が続くならというバンドで一番好きな曲。
昔そんな恋愛をして。クズな俺でも誰かを守ってみたかったけど、破綻して。その時にずっと聴いてました。俺の心の支えになってくれた大事な曲です。
まさかやってくれるとは思ってくれなくて、持って行かれてしまった。

水色の反撃が続けてきて、これも大好きな曲でコンボでやられちゃった。泣かないと決めてたのだけどやっぱ色々思い出してしまって。
昔からよく泣くガキでしたが今も変わってないね。俺が笑うのも反撃じゃなくていいんすかね。誰かのために生きなくてもいいよって叫んでくれたしのさんの優しさが好きです。これからも一生。

最後の日
俺の最後の日は今日でもなかったみたいです。
生きますよ。
壊れたマイクスタンドとギターのヘッドでぶっ叩いたスタンドが綺麗だった。
俺がああありたいバンドマンだった。
ありがとうございました。

ライブが終わって、目を潤ませながら帰ろうとしたらどうやらまだなんかやるっぽい。
戻って行った。

ぶっ壊れたマイクスタンドは低くしかならない
「座って唄うね笑」としのさん。
なんだか恥ずかしそうに笑っていたのが印象的だった。
なげぇなげぇMC。
いかにもしのさんだった。
でも俺たちに寄り添うことはずっとしてくれていた。

「新曲やります」
Life is demo music

歌詞わかんないぐらい昂っていた
ただただ優しい言葉をかけてくれたのだけ覚えてます

「もしかしたら今度は君らがムロフェスに出るかもしれないぜ。そん時は教えてよね。見に行くから。俺が音楽辞めても。ありがとう。」
最後はメンバーと抱き合って帰って行った。

話めっちゃするからガースーさんが肩ポンってやってたのが印象的だった。
本当にいいバンドだなぁ。
ああなりたかったんだよなぁ。

俺がどうにかなるとかでかいことやるとかそんなことは間違いなくないけど。
細々とだけど、ちょっとだけ何か託された気がしたんだ。
かっこいいバンド目指して頑張ります。
ほんのちょっとでも並べるように。
死ぬまで音楽続けます。
それはそれはカスみたいなもんだけど。

だからエゴだけどそれでも世界が続くなら、また見たいなと思った。

帰りに見た月が綺麗だった。ビールが美味しかった。ずっと寄り添ってくれてありがとうございました。ずっと救われてました。

だから次は俺がそうしたいって思いました。
相手がたった一人だって。
頑張ります。

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