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一口エッセイ:ジュエルペットサンシャインの衝撃



 仮面ライダーリバイスで、かわいらしいマスコットが「クズ」「ラブ」と発している様子を見て、「ジュエルペットサンシャイン」のラブラを想起し、懐かしくなりました。
 女児アニメ界広しと言えど、サンシャインの衝撃は永遠に忘れることはないでしょう。大好評だった「ジュエルペットてぃんくる☆」が最終回を迎え、次回作である本作の予告が流れた際、やたらと映る黒髪ロング姫カットのキャラが目立った。容姿も動作も見るからに性格の悪い高飛車お嬢様で、「次回はこんな敵が出てくるんだな。きっと、この子も終盤で主人公と打ち解け、不器用な優しさを見せたりする感動シーンがあるんだな」と直感する。
 が、サンシャインはそんな生易しい作品ではなかった。なんと、その一目でわかる敵キャラの女、花音様が主人公だったのだ! しかも、なんだかんだ主人公らしい性格とかでもなく、見た目通りすぐ調子に乗り、裏切りも不正も罵倒も平然とする。両脇には手下もいるし、ジュエルペットも奴隷のように扱う。極めて女児アニメらしい素直な主人公だった前作のあかりちゃんとは、真逆の存在である。


 その花音様のあまりのカスっぷりは、可愛らしいジュエルペットにも「カスにはカスがお似合いらぶ」と言われてしまうほど。変化球な主人公に期待した通りのカオスな回の連続で、毎週心の底から楽しませてもらいました。そんな花音様も終盤は主人公らしいことを一応行ったりして、そこはやっぱり感動がある。良いアニメです。でも、本当に性格が悪いんだ。是非、みなさんにもそんな花音様の性格の悪さを観てもらいたい。あとエロいです。


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