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ポエム: 「今」の解像度

世の中の雰囲気とか、みんながぼんやり思っていることとか、集合的無意識とか。
そういうものが最近わからなくなってきた気がする。

5〜10年前はそんなことを思わなかった。
自分もその渦中にいたし、ぼんやりと像を観測できていた気がする。
例えば、陰鬱っぽさがファッショナブルに語られる音楽が増えたなーとか、
ペルソナ5で語られている社会問題など。それらは共感を持って受け入れることができていた。

そして、その感覚を利用して音楽を作ってきた。
ときには共感できるように。ときには反骨精神を表現する形で。

そう、いざ作詞をしようとして、「今」がわからず困っているという状態だ。


ただ、完全にわからないという程でもない。
ぼんやりと感じている傾向として、陰鬱さが「ガチ」になってきている感じはしている。
若い人と話していても、自分の人生に疑問を持っていたり、自分には価値が無いと本気で悩んでいる人が増えてきている気がする。
もしくは、その本気度が上がっている気がする。

確かに、自分の行動を見返してみても、ここ3年ぐらいはかなり受動的に生きてしまったなと感じている。
転職して余裕がなかったのもあるし、コロナで行動抑制されていて、行動する機会そのものも減ってしまったのもあるだろう。

そして、ネットの使い方も変わった。
意味もなくTwitterやInstagramを眺めてしまう。
暇があればYouTubeやTikTokなどのレコメンド動画を見て一日を過ごす。
ソシャゲの周回で時間を費やしてしまう。

大量の情報を受動的に受け取っている。
そこに満足感が何故か得られない。
時間ばかりが消費されていく。
人生に残された時間は限られている。
ここから自分に何が出来て、何が残せるのだろうか。


と、書いていたら、頭の中がスッキリしてきた。
このテーマ、次のアルバムの主軸に出来ないだろうか?

「今」はどこに表出しているのか

自分はサブカル系寄りな創作活動をしているので、そちら寄りの「今」を探している。
とりあえず、最近流行りの音楽もあまり追えてないので、プロセカをインストールしてみたり、若めのYouTuber / VTuberのひとり語りを聴いてみたりしている。

「今」を垣間見れる場所をご存知の方がいたら、教えていただけると嬉しい。

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